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高羽そらさんインタビュー

すき間がないと受け取れない

今月の中盤までは過去作品の改稿をやっていたけれど、後半は新しい小説に取り組んでいる。おおまかな構想はできたので、すでに書き始めている。

 

ボクの場合は出だしと結末だけが決まっていて、その途中は流れに任せている。あまり細かくプロットを組んでしまうと意外性がなくなるし、自分でも楽しめない。その物語にワクワクする自分を感じたいので、とにかくさっさと書き始める。

 

もちろん不安がないわけじゃない。見切り発車で失敗したらどうしようという気持ちが常に見え隠れしている。そんなとき頼りにしているのは未来のボク。これまでの経験からいって、やろうと決めたことはやりとげている。つまりいま書いている小説は、来年には完成していることを疑っていない。

 

だからアイデアが煮詰まってくると、ボクは未来の自分に声を掛ける。「このあとは、どうなるねん〜〜〜!」と。そして答えを待つ。

 

大切なのはその待ちかた。時空を超えて未来の自分からメッセージを送ってもらうわけだから、メールやLINEは使えないしね。

 

未来からのメッセージは直感、あるいはインスピレーションとしてやってくる。これは確実に来る。だって『いま』のボクは、『過去』のボクに新作小説のアイデアを送信し続けているから。受け取ってくれていたらいいんだけれど。

 

『いま』のボクだって、同じく未来のボクからメッセージが届いているはず。だけどメールボックスが満タンになっていたら、メッセージは届かない。大量のゴミチラシに埋もれてしまう。つまり心のなかに、未来のボクからのメッセージを受け取れるすき間が絶対に必要。

 

小説の続きに悩んでも、教えてくれと依頼したらすぐに忘れること。それ以上はゴチャゴチャと頭のなかで考えない。不安な心がつい思考を働かせてしまうけれど、そんなゴミのような思考で頭をいっぱいにしていると、メッセージの入る余地がなくなってしまう。

 

といっても心を空っぽにするのは難しい。瞑想を習慣的にやってみるとわかるけれど、人間の思考は暴れ馬と同じ。すき間を作ろうとすればするほど、心のなかは無用な思考であふれそうになってしまう。

 

ということは、その逆のパターンを応用するほうが楽ちん。じっとすわって未来からの答えを待つのではなく、とにかく身体を動かす。散歩でもいいし、ジョギングでもいい。ボクの場合は部屋やお風呂の掃除。

 

ルーティン化していて、さほど頭を使う必要のないことがあれば最適。身体を動かすことに集中することで、余計なことを考えなくなる。そうすれば意図しなくても心のすき間ができる。未来のボクはピンポイントでそこにメッセージを送ってくれる。それが直感やインスピレーションの正体だと思う。

 

注意するのは、そうしたメッセージは予告なしにやってくるということ。派手なベルが鳴るのは期待しないほうがいい。だから受け取ったと感じた瞬間、すぐにメモを取ることが大切。ボクは入浴後に風呂掃除をするけれど、いつも風呂から出てきたらあわててスマートフォンにメモをしている。そうしないと簡単に忘れてしまうから。

 

だから散歩中もスマートフォンは手放せない。街を歩いていて目についた看板がメッセージだったり、通りすがりの人の言葉がインスピレーションの元だったりするから。とにかくすき間がないと受け取れない。それさえ意識すれば、未来の自分が常にメッセージを送ってくれるはず。

 

知らんけどwww

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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