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高羽そらさんインタビュー

理解不能はそのままでいい

世の中で起きていることすべてを理解するなんて不可能。そんなことをしようと思えば時間がいくらあっても足りないし、頭がおかしくなるだけ。

 

たとえばボクがどれだけ努力しても理解できないもの。それは動物に向けて銃の引き金を引ける人の心理。いい子ちゃんぶる気はないので、熊や鹿、あるいは猪たちが人間生活に問題を起こしていることは理解している。だからといってボクは銃で彼らを殺すのは無理。

 

もちろんボクの家族やペットが襲われて殺されそうになっているとしたら迷いなく引き金を引く。だけどそれ以外の状況で彼らに銃口を向けることはできない。ましてや趣味で狩猟をする人の心理なんて、歩み寄ろうという気持ちさえ起きない。

 

言っておくけれど狩猟を否定しているんじゃない。そういう人たちの心理が理解できないということだけ。だから非難する気もないし、話し合って理解したいとも思わない。理解不能なことは、そのままでいいと思う。

 

自分にとって理解できる範囲で、この世界を生きていくしかない。昨日ある本を読み終えて、マジでそう思った。

 

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『量子テレポーテーション』古澤明 著という本。

 

これはいまの新作小説のための勉強本。量子テレポーテーションを小説に取り入れようと思い、ネットでいくつか記事をチェックした。でもどうしても理解できない。それでこの本を読むことにした。

 

物理学や数学の知識がない人にも読めるように書かれている。だけどメチャ難しかった。数式を使えば簡単に説明できることを、文章や図形で説明しなくてはいけない。著者もその部分で苦労していると書かれていた。だから本質を知りたかったら、大学で量子力学を学んで欲しいとのことwww

 

それでもどうにか量子テレポーテーションについての概要は理解できた。本の後半はちんぷんかんぷんになってきたので、とりあえず活字を追っかけていただけになったけれどね。

 

でも理解不能な部分についてこれ以上追求しようとは思っていない。論文を書くわけじゃないからね。小説の題材としては知りたいことを学べたので、ここまでわかれば十分。

 

この量子テレポーテーションは、いわゆる『スタートレック』の映画で使われているようなテレポーテーションとはちがう。それとよく似た現象が起きるので、そう呼ばれている。これを理解するにはまず『量子もつれ』について知る必要がある。気になる人は勉強してみると面白いよ!

 

この本を読んでボクの心が激しく動いた内容がある。人間というものを量子の観点からみると、数えきれないほどの量子が集まった集合体ということになる。だけどまったく同じ量子を集めても、フランケンシュタイ博士のように同じ人間を作ることはできない。

 

その量子の配置や運動量がわかっていないと再現できない。つまり人間の存在というのは、肉体を構成する量子の配置と運動の『情報』だということ。

 

『存在=量子情報』という式が成り立つ。つまり何千光年も離れた星であっても、その情報を送ればいい。そして受信先の量子にその情報を与えれば、同じ人間が再構築される。これはまさにテレポーテーションだよね。

 

さて、これをどのように料理していくか。自分の小説ながらワクワクしている。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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