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高羽そらさんインタビュー

家族の条件とは何か?

ようやくリリースされた。今月の10日にセレナー・ゴメスの3枚目となるニューアルバムが発売、並びに配信開始となった。

 

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ニューアルバムは『Rare』というタイトル。すでにこのアルバムから2曲が先行シングルとしてリリースされている。ずっと楽しみにしていたので、ようやく全曲を聴けるのメチャうれしい。ちなみにいまもこのアルバムを聴きながらブログを書いている。

 

そしてこのアルバムのタイトルナンバーである『Rare』という曲のミュージックビデオも昨日になって公開された。せっかくなのでこのブログでもアップしておこう。

 

 

 

さて話は大きく変わるけれど、とても印象に残る素晴らしい映画を観た。ずっと気になっていたけれど、ようやく観ることができた。

 

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『万引き家族』という2018年の日本映画。家族を描けば右に出る人がいないと思うほどの映画監督が山田洋次さん。だけどこの映画を監督した是枝裕和さんも現代の家族の姿を生々しく、そして強烈なインパクトをともなって描ききる監督だと思う。

 

『そして父になる』という映画は家族の条件を問いかける作品だったけれど、この『万引き家族』もその問いをもっと奥深くまで追求しようとした作品だと感じた。いろいろ考えさせられる作品で、ここ数年で観た邦画ではボクのトップ3に入る秀作だった。

 

俳優さんたちの演技がマジですごい。リリー・フランキーさん、安藤サクラさん、松岡茉優さん、樹木希林さん、そして二人の子役たち。この柴田家の6人の姿はいまもくっきりと心に焼きついている。

 

まだ観ていない人のためにくわしくは書かない。だけど映画を観てすぐにわかるけれど、この6人には血のつながりがない。つまりそれぞれに本当の名前がある。ある事情によって柴田家として一緒に暮らしている。それも犯罪を重ねながら。

 

祥太は捨て子だった。そしてゆりという女の子は母親から虐待を受けていた。その二人の子供に対して、この家族は自分たちの子供のように接している。もちろん万引きはいけないし、無断で親から連れてくるのは誘拐だろう。だけどそんな善悪観念なんて吹っ飛んでしまう。

 

なぜなら家族の条件とは何かを、この6人が全力で突きつけてくるから。血のつながりのある親が子供を捨て、暴力によって虐待する。そんな親を家族だと言えるだろうか?

 

ラスト近くで安藤サクラさんが演じる信代のセリフが忘れられない。警察官に初江の遺体を勝手に自宅に埋めたことで、一緒に暮らしていた人間を捨てたとなじられる。するとものすごい形相で信代は反論する。

 

「捨てたんじゃない。拾ったんです。誰かが捨てたのを拾ったんです」

 

このセリフに、この映画のすべてが凝縮しているように思う。安藤サクラさんという女優の素晴らしさを思い知らされたシーンだった。演技だとわかっているのにゾワゾワと鳥肌が立った。

 

犯罪や貧困をモチーフにしているという批判もあるだろうけれど、この映画が語っているのは『本当の家族とは?」ということだと思う。この作品は日本の映画史に残る名作だとボクは思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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