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高羽そらさんインタビュー

ウーバーイーツが嫌いになった

最近は我が町の神戸六甲でも、ウーバーイーツのリュックを背にした配達員を見かけることが増えた。飲食店の店頭に、ウーバーイーツのステッカーを目にすることも多い。

 

通常は宅配をしていないお店の料理が自宅で食べられるわけだから、多少は割高になっても便利かなと思う。ただここのところ、ウーバーイーツはニュースを賑わせている。

 

それは配達員たちが結成したユニオン。東京のある地域で一方的に配達料金を減額されたことに対して抗議するというもの。1キロ当たりの距離報酬は150円から60円に引き下げられたほか、受け取り報酬も約12%カットされたらしい。

 

たしかにキツい減額だけれど、この報道に関してボクの感想はウーバーイーツ寄りだった。ウーバーイーツの配達員は税法上は個人事業主になるはず。つまり毎年3月に事業所得として確定申告をする立場だろう。

 

実態は別にして法律上は雇用契約ではないんだから、組合を結成して団体交渉をするのは筋がちがうと感じていた。商売を経験したことのある人ならわかるだろうけれど、元請けが下請けへの料金を値切ったり減額するのは常のこと。それをどうにかやり繰りして収益を確保するのが経営というもの。

 

だけどある記事を読んで、ボクの考えは180度変わった。この労組の件で配達員の意見に賛同するということじゃない。むしろウーバーイーツの存在そのものが嫌いになってしまった。

 

ウーバーイーツ、”食品大量放棄”が起きていた

 

以前にこのブログでも書いたけれど、ボクは食べ物に対してリスペクトをしない人が大嫌い。いまの時期になると節分の巻き寿司の予約が始まっているけれど、大量廃棄を想像するだけで腹立たしい。

 

まさかウーバーイーツでも食品の廃棄が起きているとは思わなかった。このシステムは飲食店と顧客をマッチングするもの。自家用車を使ってタクシー代わりに利用者を運ぶという、ウーバーの本業から派生した宅配システム。

 

あくまでもマッチングであり、そのタイミングに配達員が存在することが前提になっている。今回の報酬の減額問題によって配達をやめる人や、もっと料金の高い地域に移動する人が増えているそう。

 

そのことによって、マッチングの不成立が発生しているらしい。注文があって料理を作ったのに、届ける人がいないという状況。だったらその料理はどうなってしまうのか?

 

なんと廃棄されるらしい。ウーバーイーツに登録したお店には、そうしたマッチング不成立に対して補償金が出ているとのこと。飲食店としては無駄骨にならないようなシステムになっている。

 

ボクはこの部分が絶対に容認できない。配達する人が見つからないから料理がゴミ箱行きだなんて。どう考えても異常で非道な行為だろう。もしこうした補償金が事実だとしたら、ボクはウーバーイーツの存在そのものに嫌悪感しか抱けない。

 

配達員の報酬問題よりも、こうしたシステムのほうがはるかに悪質だと感じる。不成立の料理にお金を払えばいい、ということじゃない。食べ物に対するリスペクトがないような企業は、飲食事業に関わるべきじゃないと強く思う。

 

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コメント (2件)

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  1. クーマーイーツさん、コメントありがとうございます。

    そうそう、わたしも同じ想いです。コロナ禍の時勢、需要と供給は満たしているのでしょう。
    だけどサスティナブルなシステムじゃないですよね。

  2. サスティナブルじゃないですね。
    ウーバーイーツ。


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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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