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高羽そらさんインタビュー

ミスマッチが新しいものを生む

固定観念を打ち破った先に、新しいものが生まれるんだろうな。今日はある映画を観ていて本気でそう思った。

 

純粋な意味での『新しさ』など滅多に存在しない。それを出せる人は天才と呼ばれるひと握りの人だけだろう。たいていは既存のものを加工することで、新しい世界観を生み出している。

 

もっとも効果的なのは、ありえない組合せを作品に融合させること。今日の映画はその融合に成功した作品だと思う。

 

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『カウボーイ&エイリアン』という2011年のアメリカ映画。(ロングヴァージョン)と表示されていたので、公開時よりもやや長い作品なんだと思う。主演は写真のダニエル・クレイグ。そしてハリソン・フォードや、ボクの大好きな俳優であるサム・ロックウェルが共演している。

 

この映画を簡単に説明すると、『西部劇』、『エイリアン』、そして『スターウォーズ』がミックスされたような作品。西部劇と宇宙人なんて、普通は考えない構成だよね。宇宙人が登場する映画は、そのほとんどが現代劇だと思う。

 

だからこの映画を初めて観る人は違和感を覚えるかもしれない。でもそれは宇宙人映画に関する強い固定観念があって、基本形が刷り込まれているから。その感覚が強い人は、中途半端な印象が強くてこの映画を楽しめないかもしれない。調べてみると、たしかに評価の低い作品だったみたい。

 

でもボクは最高に面白かった。ダニエル・クレイグはジェイクという強盗団のボスだったけれど、宇宙人に拉致されたことで記憶をなくしている。そして彼の左腕には不思議な金属の腕輪が取り付けられていた。

 

エイリアンの目的は地球の侵略。そのために人間を拉致して、弱点を探ろうとしていた。そしてもう一つの目的はゴールド。エイリアンに拉致されて、ただひとり逃げてきたのがジェイクだった。つまりエイリアンの拠点は、失われた彼の記憶のなかにある。

 

強盗団だけでなく、西部劇らしいキャラがいくつも登場する。ハリソン・フォードは街を牛耳っているならず者の牧場主。サム・ロックウェルは医学の心得のあるパブの経営者。それ以外にも保安官やインディアンのアパッチ族も登場する。

 

半目しあう彼らだけれど、拉致された家族をエイリアンから救うために団結して戦うという物語。なかなかいいキャラだったのが、エラという女性を演じたオリヴィア・ワイルドという女優さん。見た目は街の人間っぽいけれど、宇宙人だということがすぐにわかった。綺麗な人だったなぁ。

 

そして何よりもダニエル・クレイグが最初から最後までカッコ良かった。ボク個人としては、『007シリーズ』を含めた彼のベスト1のカッコ良さだと断言できる。ハリソン・フォードが演じたダラーハイドも、悪者になりきれないところが彼らしくてよかったと思う。

 

こういう映画を楽しむには、遊び心が絶対に必要。それまでの概念を手放して、ありえない世界に没入するほうが楽しめる。エンタメとしてこれほどワクワクできる映画はないと思った。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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