始めるより、やめるほうが先だよ!
ボクは自称だけれど、メンタルが弱いと思っている。少なくとも『鋼のメンタル』でないのは事実。
だけどある本を読んで、思っているよりメンタルは強いのかもと感じた。それはその本に書かれていることを、割と普通にやっていたから。
『メンタルが強い人がやめた13の習慣』エイミー・モーリン著という本。
これはなかなか面白い本で、かなりオススメ。特にメンタルが弱いと感じている人は読んでみるといい。弱いと感じる理由がわかるかもしれないし、あるいはボクのように思っているほとメンタルが弱くないと感じるかもしれない。
著者のアプローチがユニーク。普通の自己啓発本だと、こういうことを始めましょう、と何らかの新しい行動を促すことが多い。だけどこの本の著者は反対で、理想となる自分を阻害していることを『やめよう』というスタンスをとっている。
わかりやすい例として、ダイエットを志す男性について書かれていた。健康的な問題によって体重を減らそうとした男性は、スポーツジムと契約することで運動を始めた。決めたことはやり通せる人で、計画どおりにジムに通って運動を続けていた。なのにちっとも体重が減らない。
その理由は明らかだった。運動を終えた彼は、頑張った自分へのご褒美としてジムの帰りにドーナツを食べていたから。それも1ダースだよ!!!
彼の場合、運動を始めるのは大切。だけどもっと重要なのは、不都合な食習慣をやめることだった。ということで、この本ではメンタルの強い人がやめた13の習慣が紹介されている。見出しだけ並べみよう。
『自分を哀れむ習慣』をやめる
『自分の力を手放す習慣』をやめる
『現状維持の習慣』をやめる
『どうにもならないことで悩む習慣』をやめる
『みんなにいい顔をする習慣』をやめる
『リスクを取らない習慣』をやめる
『過去を引きずる習慣』をやめる
『同じ過ちを繰り返す習慣』をやめる
『人の成功に嫉妬する習慣』をやめる
『一度の失敗でくじける習慣』をやめる
『孤独を恐れる習慣』をやめる
『自分は特別だと思う習慣』をやめる
「すぐに結果を求める習慣』をやめる
という13の習慣をやめる意義について書かれている。ボクはすでにやめているものもあるし、そうでないものもあった。ただし習慣というものは、長い時間をかけて身についている。だからそれをやめようとするには、相当に強い意識的なアプローチが必要になってくる。だから試行錯誤しながら改善していくしかないのだろう。
この13の項目を見てピント来た人は、ぜひ読んでみるといいかも。具体例とともにわかりやすく書かれているので、自分の生活を見直すのに参考になると思う。
とにかく前に進もうとして右足でアクセルを踏んでも、同時に左足でブレーキを踏んでいたら立ち往生するということ。でも意外にこれをやっている人は多いと思うよ〜!
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