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高羽そらさんインタビュー

最初の人であることの苦悩と熱望

どんなことでも『最初の人』が存在する。そんな「ファース・トマン』となった人の心のうちは、本人にしかわからないだろう。

 

ボクがそのことをよく感じるのは食べ物。人類史上初めて蛸を食べた人って勇気があるよね。足が8本もあって、あの軟体だよ。ボクは蛸が大好物だけれど、それは味を知っているから。ボクがもし蛸に関する『ファースト・マン』なら、絶対に手を出していないと思うwww

 

そう思えばナマコも最初に食べた人があるはず。フグだって毒があるから、食用になるまでに何人も死者を出しているかも。お寿司ネタのシャコだって、見た目は昆虫だもんね。ボクたちはそんな『最初の人』に感謝するべきかも。

 

食べ物じゃないけれど、『ファースト・マン』として人類史に残った人物の伝記映画を観た。

 

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『ファースト・マン』という2018年のアメリカ映画。アポロ11号によって人類史上初めて月に降り立ったニール・アームストロングを主人公とした伝記映画。アームストロングをライアン・ゴズリングが演じている。

 

アームストロングが月に降り立ったのは1969年。ボクは7歳だったのであまり記憶にない。個人的には月面着陸の1ヶ月ほどあとに、ボクの母親が家出をしてそれ以来いまでも音信不通。7歳の少年にとっては、そちらのほうがよほど大事件だったのかなぁwww

 

だけど改めてこの映画を観て、月に降り立ったことがどれほど偉大な功績なのかを実感した。そしてそこに至るまでアームストロングがどのような気持ちでいたのかを知ることができた。評価は低いそうだけれど、ボクはとても素晴らしい映画だと思った。

 

それはヒーローとしてのアームストロングではなく、人間として描かれているから。アポロ計画の前のジェミニ計画のとき、彼はまだ幼い長女を病気で亡くしている。二人の息子は成人したけれど、当時はこの娘のことをずっと引きずっていた。だから月に着いたとき、娘のブレスレットを月に置いてきたんだね。ちょっとウルウルするシーンだった。

 

この映画は彼の視点を中心として描かれている。そこにあるのは月への熱望と苦悩。そしていつ命を失うかもしれない恐怖との戦い。実際、彼の同僚は次々と命を落としている。このミッションは、死と隣り合わせでないと達成できないことだった。

 

だからアームストロングの妻であるジャネットも、夫を見送るたびに死の影に怯えていた。アームストロング家と家族ぐるみの付き合いだったエドがアポロ1号の事故で死んだとき、次は自分の夫だと彼女は思っていただろう。この夫婦の葛藤が見事に描かれていたと思う。

 

音声もかなり効果的に使われていた。大気圏を出るまでは、耳をつんざくような轟音に包まれる。だけど宇宙に出たとたん無音になる。だから画面を見ていると、自分が本当に宇宙に行ったような気持ちになった。

 

この映画のライアン・ゴズリングはボクのなかではベスト1かな。『ラ・ラ・ランド』や『ブレード・ランナー2049』の彼より良かったと思う。

 

そして妻役を演じたクレア・フォイという女優さんの演技にしびれた。すごくいい女優さんだね。調べてみたらボクの大好きな『ミレニアム』シリーズの最新作で、あのリスベット・サランデルという主役を演じていた。彼女のリスベットなら、ぜひ観たいと思う。

 

アポロ映画としては『アポロ13』が有名だけれど、ボクはこちらのほうが好き。とても素晴らしい作品だった。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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