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高羽そらさんインタビュー

キレる人の脳はこうなっていた

徒歩圏内のスーパーに通っているだけで、キレている人を見かけることがよくある。店員に食ってかかっていたり、他の客に因縁をつけていたり。

 

その多くが高齢者の人たち。ボクが買い物へ行く時間帯のせいかもしれないけれど、圧倒的にその世代が多い。全体的に男性が多く、たまには女性もいる。

 

そんなキレる高齢者たちの脳がどのようになっているか、わかりやすく書かれた記事を読んだ。

 

暇すぎる老後が生む「ネットクレーム」と「正義マン」

 

この記事で紹介されている実例を見ていると、クレーム対応をしている人が気の毒で仕方ない。メールで商品にクレームをつけるのが趣味のような人も登場する。場合によっては自宅まで謝罪に来るよう強制してくる。

 

ある男性の家へ謝罪に行くと、部屋には様々なところからの謝罪メールが壁に貼ってあったらしい。それを集めて悦にいっている男性の心の中を想像するだけで背筋が冷たくなる。

 

それ以外にもタイトルにあるように「正義マン」へと変身する高齢者も多い。わかりやすい例で言えば、軽減税率で購入した食品をフードコートで食べている人を見つけると、店員に正しい税金をとるようにと騒ぎ立てるような人。

 

正論であるだけに店員も反論できない。自分は正義を遂行しているという意識が強いから、どれだけキレてもいいと思っている。罵声を浴びせかけられる人の気持ちを想像することはない。なぜこんなことになるのだろう?

 

それについて、リンク先の記事に書かれていた。脳科学に詳しい医師の見解。記事から抜粋する。

 

「趣味を持たず、働きもせず、体や頭を使わずにいると、『相手の立場に立って人の話を正確に最後まで理解する力』を脳が失っていく。理解できないことがあると、人間の脳は血流を増やし、血圧を上げて無理やり働かせようとするため興奮状態に陥る。これが、『キレる』ということ」

 

わかりやすい説明だよね。理解できないことに直面すると、脳はどうにかしようとして興奮する。それがキレている状態だということらしい。なるほどねぇ。

 

キレる人が男性に多いのは、定年になって暇を持て余しているからだろう。自分なりに趣味を持っていたり、打ち込むものがある人は、現役を退いても脳が常に活動している。趣味を通じて他人と関わることも多いから、相手の立場を想像することができるのだろう。

 

だけど仕事しか生きがいがなく、何をしていいのかわからない人は理解できないことが増えていく。そうなることで世の中についていけない自分を恐れるあまり、おのれの正しさを証明したくなるのかもしれない。

 

これは現役でいる中年のうちに、自分の生き方を考えているかどうかで差が出るように思う。死ぬまで情熱を持って続けていけることがある人とそうでない人のちがいは、思っている以上に大きいのかもしれない。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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