現状維持は進歩の証明
さて、自分が進歩していないなぁ、と感じることはないだろうか? おそらくそう思う人は多いはず。ボクもしょっちゅう感じている。
現状維持するのが精一杯で、何年経っても進歩していないように見える。書いた小説がボツになったりしたときは、ちっとも前に進んでいない自分にうんざりする。
でもそれは、進歩という観念に囚われている可能性が高い。常に前進することが、進歩だと思い込んでいるかも。
だけど最近のボクは思う。現状維持は進歩している、前に進んでいる証拠だと。それは日々の掃除を通じて、そう思うようになった。
我が家はネコがいるので、どうしてもトイレの砂や、体毛が落ちる。だから放置しておくと、あっという間に汚部屋になってしまう。
毎朝小一時間かけて掃除をすることで、ようやく現状維持することができる。要するに放っておけばカオスになるのを、現状維持を意図することで回避しているということ。
そのままであればマイナスになるのをゼロに戻すのは、発想を転換したらプラスのベクトルを有した行動だとわかるはず。現状維持するのは、それほど労力が必要とされる。
ボクのような年齢になると、まさに肉体がそんな状況になる。放置しておけば、衰えていくばかり。だから肉体を現状維持するというのは、かなり進歩的な強い意志と行動が必要になる。
ゆえに自分が進歩していないと感じることがあっても、落ち込むことはない。現状維持だということは、少なくとも後退していない。現状維持のために、それだけの努力が実を結んだということになる。
そして次にトライするのは、もう少しだけ頑張ってみること。諦めずに続けることで現状維持の壁を超えられるかもしれない。
そうなるためには、まずは現状維持している自分を、けなさないでほめてあげるべき。その位置に立つことで、次のステージが見えるんだと思う。
あぁ、スマホで書くのは時間がかかるなぁ。