高羽そらさんインタビュー

情報社会が暴走する恐怖

いやぁ、パソコン入力がこれほど楽だとは。今日の午後になってようやくパソコンでブログサイトにログインできるようになった。スマートフォンでのブログもかなり慣れてきたんだけれど、やっぱりパソコンのほうが圧倒的に早く文字を打てる。

 

昨日スマートフォンでブログを書いていて思ったことがある。手の使い方がちがうと、脳の働きにも影響するということ。パソコンの場合、頭のなかで組み立てられた言葉が文字になるまでの時間が限りなく短い。だから頭の中身がストーレートに文字として入力される。

 

だけどスマートフォンだと表示されるまでに時間があるので、余計な思考が入りやすくなる。そのせいか少し思考回路が変化するので、文体が微妙にちがってくる。どちらがいいというわけじゃなく、脳のちがう部分を使うという意味では、たまにスマートフォンでブログを書くのもいいように思った。

 

さて、今回のようにログインできないと困るほど、ボクたちの生活と電子機器は密着している。情報を発信するにしても受け取るにしても、常にパソコンやスマートフォンが離せないような状況になりつつある。

 

まだそれらのバランスが取れているうちはいいけれど、人間の能力を超えて暴走したらどうなるだろう?

 

そのことについて突き詰めた映画を観た。

 

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『ザ・サークル』という2017年のアメリカ映画。写真のエマ・ワトソンが主演で、トム・ハンクス、そして『スター・ウォーズ』最新シリーズのフィン役でブレイクしたジョン・ボイエガも出演している。

 

この作品は、ボクにしては珍しく先に原作を読んでいた。2013年に出版された小説で、初めて読んだときに興奮して眠れなかったほど面白かった。現代の情報社会について辛辣な意見を述べつつ、時代の変化を受容することの必要性を感じさせる物語だった。

 

タイトルの『ザ・サークル』というのは企業の名前。Apple、Facebook、Google、そしてAmazonを足したような会社だと思ってもらえばいい。そう考えたら、その企業が世界に対して巨大な影響力を持っていることが想像できるはず。

 

新しい映画なので、ネタバレはやめておく。この企業が目指しているのは情報の透明化。そのために政治家の毎日の行動やメールのやり取りを可視化したり、人口のほとんどを占める登録者を背景にして選挙における投票を仕切ることも考えていた。

 

そんななか新入社員であるメイが、会社の新製品を使って自分の生活を生中継することになった。その結果、彼女のフォロワーは世界中に広がり、何百万人という人がメイの行動にコメントを入れてくる。そのシステムの発展形として、逃亡している犯罪者を世界中の人間の『目』によって拘束することにも成功する。

 

だけどそんな情報社会の暴走が悲劇を招く。そのことによって傷ついたメイが、ラストであることを決断するという物語。

 

結論から言えば、原作のほうが圧倒的に面白かった。メイを演じたエマ・ワトソンの演技は素晴らしかったし、脇を固めるトム・ハンクスたちも最高だった。だけどこの原作の情報量は半端なく多い。

 

だから2時間足らずの映画では、その真意が伝わってないような気がした。原作を知らずにこの映画を観た人は、その世界観に圧倒されつつ、そして現実に起きそうなことだと思いつつも、中途半端に感じる終わり方に違和感を持つかもしれない。そこに至るまでのバックボーンが、映画では描ききれなかったように感じた。

 

だけど映画を観るだけでも、いまの情報社会の素晴らしさと、この先起きるであろう複雑でやっかいな問題について理解できると思う。原作を生かし切れていないとはいえ、よくできた映画だったと思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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