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高羽そらさんインタビュー

利他的行動はプログラムされている

神が存在すると仮定して、人類を創造したとしよう。

 

動物を進化させながら人類という種のハードを創りつつ、ソフトに相当する脳のプログラミングにも神の意を注ぐだろう。

 

キリスト教の聖書にあるように人間を神に似せて作るとしたら、どうしても欠かせないプログラムがある。

 

それは『利他的行動』ではないだろうか。ボクはそう思っている。そしてそのことが科学的に証明されつつある。

 

情けは人の為ならずは本当だった。誰かのために行動すると身体的な痛みが和らぐことが発見される

 

人間は自分が他人の役に立っていると思うだけで、身体的な痛みを感じないことが明らかになってきた。これは心理的なものだけでなく、脳の機能として働いているものであるらしい。リンク先の記事で紹介されている実例をいくつか紹介してみよう。

 

・地震が起こった後で自発的に献血をした人たちは、そうでない人たちよりも、注射針の痛みを感じなかった。

 

・出稼ぎ労働者の子供たちのためのハンドブックを改訂するのに、自発的に自分の時間を割いて手をかした人たちは、そうでない人たちよりも極寒の外気にさらされても辛いと思わなかった。

 

・慢性的な痛みに苦しめられているがん患者に、他人、もしくは自分の為に料理と掃除を行ってもらったところ、他人の為に行った患者は、自分の為に行った患者よりも痛みの度合いがかなり和らいだ。

 

これらの例だけでもすごいよね。利他的な行為によって、脳からドーパミンが放出されるのが確認されているとのこと。だから痛みを感じにくくなるし、うつ病等の症状が緩和されることになる。

 

もちろん自分の行動が、相手に感謝されるかどうかわからない。だから大切なのは、自分の行動が誰かの役に立っていると感じられること。これは主観的なものだろうけれど、そう感じることで脳が反応するんだろうね。

 

最初に宗教的なこととして書いたけれど、『利他的行動』によってドーパミンを放出するのは、種の保存として進化してきたとも考えられる。食欲や性欲が満たされることで快感を得るのと同じく、他人の役に立つことで快適に過ごせるように進化してきたんだと思う。

 

それは種を守っていくという大義にとって、『利他的行動』は大切なことであると人類が認識したからだろう。猛獣たちや自然災害と共生していかなければいけない人類にとって、他人を助ける行為に喜びを感じるようにしておくことは欠かせない。

 

宗教的な視点でも、科学的な観点でも、『利他的行動』は人間にとって本質的なものなんだと思う。だから本当は誰もが仲良くできるはず。

 

なのにいまだに人類は紛争を続けている。同胞を殺し合っている。プログラムされているはずの『利他的行動』が機能していないのは明らか。

 

どうやら人類は利己主義的な要素が強すぎて、『利他的行動』を押しやっているらしい。どこかで進化の道を誤ってしまったのかもしれない。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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