自分のことは『自分』に訊こう
ネットによく取り上げられる話題として『食』に関するものが多い。ダイエット関連を中心として、ヴィーガン食や、それに反対する意見等が飛び交っている。人間にとって衣食住のうちで、もっとも重視するべきものが『食』なんだと思う。
ボクはそれらの意見を基本的に無視している。『食』というのは個人的なものであり、人によって同じ食品を食べても結果がちがってくると思っているから。だから何を食べるかについては、ボクの直感にしたがうようにしている。
もし直感がジャンクフードを勧めてきたら、ボクはそれにしたがう。それは身体が必要としているものだと思うから。アメリカでもボクと同じようなことを主張している栄養士がいるそう。
体型を変えるためのダイエットを放棄して「直観に従って食べる」ことのメリットとは?
食事を制限することをメインにした従来のダイエット方法を否定して、人間の直感にしたがう食事方法を推奨しているアメリカの栄養士が話題になっているという記事。提唱しているのは「Intuitive Eating(直観的な食事)というもの。
これを食べるべきでない、あるいはこれを中心にして食べよう、という食事の制限を無視するというもの。子供のように空腹を感じたら食べ、満腹になったらやめる。そのことによって、かえってダイエットや健康効果が期待できるというもの。
くわしくはリンク先の記事を読んでもらえたらと思う。この「Intuitive Eating(直観的な食事)があげているポイントだけを抜粋しておこう。
1:食事による満足感を自覚する
2:ダイエット文化を拒否する
3:食べ物と平和な関係を築く
4:空腹感を歓迎する
5:スマートフォンなどを見ずに満腹感を味わう
6:脳内の「食事警察」に抵抗する
7:ストレスに「食事」で対処しない
8:自分の体を大事にする
といようなもの。おおむね、ボクの食事法と基本的に同じ発想。ただこの直感的な食事には、注意すべき問題点がある。
その直感をどこから引っ張り出してくるか、ということ。言い換えれば、どの『自分』に訊くかということが大切になってくる。
どんな人間にも複数の自分がいる。そのなかには肉体のことなど考えていない『エゴ』のかたまりのような自分もいる。あるいは薬物やアルコールの依存症へと導こうとする自分もいるだろう。
うっかりとそんな自分の言いなりになっていたら、アルコール依存症や病的な肥満等、不健康極まりない肉体になってしまう。
耳を傾けるとしたら本当の自分、いわゆる『真我』の声を聞くことができたらベストだろう。だけどそれは難しい。時間をかけてその声を聞き分けるスキルを身につけるしかない。
だからこまめにフィードバックすることを怠ってはいけない。食べたいものを食べたあと、自分の体調や感情に素直に向き合うこと。胃が重く感じたり、罪悪感等に満たされているとしたら、何らかの警告だと思ったほうがいい。
それゆえ直感的な食事というのは、思っているより難しい。だけどボクはトライする価値があると思う。ストレスを抱えて我慢しながら食事をしているより、本当に自分が求めるものを美味しく食べる。それこそが『食』の基本だと思うから。
ボクもまだまだ試行錯誤しているけれど、直感的な食事を続けていきたいと思っている。
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