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高羽そらさんインタビュー

夢の意味は連想ゲームで探す

ボ〜ッとして取り止めのないことを考えているとき、その思考を分析してみると意外に面白い。

 

たとえばバルコニーから外の景色を眺めていて、魚に似た雲を見つけたとする。そこから魚釣りに思考が移行したり、昨日の夕食を思い出したり、子供のころにいった水族館を思い出すかもしれない。そして分岐した思考は枝葉のように分岐を繰り返していく。

 

ところが目の前をカラスが通り過ぎていくと、一気に思考がリセットされる。そして再びカラスから思考の分岐が始まる。とにかく人間は,どうでもいいことを次から次に考えているということ。

 

これは瞑想を経験したことある人なら実感しているだろう。思考に囚われずただ追いかけるようにしていると、笑ってしまうほどの展開になっていくのがわかる。まさに連想ゲームのように、ひとつのことから別のことへと連想が進行する。気がつくと最初に考えていたことが、何千年も前の過去生のことのように思えてしまうwww

 

この思考パターンは、夢で多用されている。明晰夢を見ているときは、夢の体験から一歩引いた視点で出来事をとらえている。だから見ている夢を放置しておくと、その変化の起点を感じることがある。先ほども書いたように、その起点の働き方は『連想ゲーム』という表現がぴったり。

 

最初は家族の夢を見ていたのに、気がついたら友人や職場の人間に変わっているなんて普通。そこになんの関連性もない。何か気になることが起点となって、夢のギアがシフトしている。だから夢というのは、取り止めないものだと感じるのだろう。

 

ところがそれを逆手に取っていくと、自分の思考の『原点』が見えてくることがある。記憶している夢から、なぜそんな連想をするようになったかを逆にたどっていくと、普段は意識していない深層心理が見えたりする。

 

ボクの昨日の夢を例にしてみよう。20代のときに退職したはずの税理士事務所で働いている。その当時の夢ではなく、いまの年齢で復職したという設定になっている。つまり過去の話ではなく『いま』のことですよ、と夢は明確に告げている。

 

その夢で、ボクはいきなり窮地に陥る。明日が法人税の申告期限なのに、まだ決算ができていない。2件の顧問先の決算に全く手をつけていない。そのひとつは過去に担当していたところ。だけど会社の場所がどうしても思い出せない。それで先輩に悟られないよう、場所を確認している。

 

もう一件は新規の法人。場所どころか、どんな業種なのかもわからない。とにかく担当者に会おうして連絡を取る。そして約束した場所にいくと、わけのわからないパーティーが行われている。大勢の人が入り乱れていて、誰が担当者なのかわからない。つまり完璧なカオス状態だということ。

 

この夢から、いくつかの『起点』を直感することができた。もちろんこれは過去の追憶ではなく、『いま』のボクに関すること。

 

キーワードになる要因は、時間が残り少ないという点。そしてもう一つはカオス状態で、何をどうしていいのかわからないということ。ここまでたどると、その夢の意味することが理解できる。

 

いまボクは新作の小説を書いている。今月中に投稿する予定なんだけれど、強烈に時間が足りないと感じている。そして困ったことに、ラスト付近の展開がカオス状態となっていて、まだ着地点が見えていない。

 

つまりこの状態が、『いま』のボクだということ。だけどストレートに夢としては見ない。過去の体験を加工することで、潜在意識から顕在意識へと表出させようとしているのだろう。 

 

もし夢の意味を知りたいと思うのなら、ストレートに判断しないほうがいい。連想ゲームのように関連性をたどっていくことで、少しずつ本質に近づけると思う。なんせコロコロとシチュエーションを変えることこそ、夢が夢であるゆえんだからね。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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