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高羽そらさんインタビュー

脳内情報の開示はどこまで?

脳内の思考というものは、プライバシーで構成されているようなもの。それらがどれだけピュアでも、どれだけおぞましいものでも、ありのままが他人に伝わることはない。

 

ところが科学の進歩は、そんな脳内プライバシーを公にすることが可能になってきた。そしてそれは医療や犯罪予防に関して、これまでにない素晴らしい効果が期待されている。

 

ただそれらの情報はどこまで開示していいのか? このことが真剣に問われる時代になってきた。

 

「脳内の思考を自由に読み取ったり制御したりする技術」は一体どんなメリットや問題があるのか?

 

脳内のイメージを画像として取り出すことは、すでに可能となりつつある。脳波を測定することで、その人がどのような才能に長けているか、あるいは苦手なのかもわかるようになってきた。

 

そして最新の研究では「マインド・リーディング」というものが主流になってきたそう。これは脳内の思考を中心として、その人の脳内情報をビジュアル化するというもの。ここから得られるものは想像を絶する。

 

ADHDや統合失調症であることがすぐに診断できるし、その予兆もわかるようになる。あるいは自殺願望がある人の思考も読み取れるし、銃の乱射をやらかすような思考も事前に確認できるそう。それも血液検査をするような手軽さで。

 

ただ最大の問題は、それらの情報は個人のプライバシーがひも付きだということ。利用方法を誤れば、個人の人権を侵害してしまうことになる。

 

犯罪を犯していない人を予備軍として社会から隔離してしまうかもしれない。あるいは夢を持って新しい分野に挑戦しようとしている人に対して、あなたの脳では無理だからと決めつけられてしまうことも起きるだろう。

 

可能性の否定や不安の増長に悪用されてしまうと、人類の文化が停滞してしまうような気がする。チャレンジすることさえ否定されるなんて、絶望しかないように思う。

 

だけどこれまで治療が不可能だと言われていた精神疾患を改善させる可能性も見えている。「マインド・リーディング」を活用することで、脳内にレーザーを照射して神経回路の治療が可能になるそう。実は動物実験ではすでに成功しているらしい。

 

これは本当に難しい問題。医療倫理のなかでも、意見が大きく分かれてしまう分野だと思う。研究を進めるだけでなく、情報開示の境界線を定めていく作業も必要になるんだろうね。

 

でも小説なら問題ないよな。好きなように展開できそう。取り上げ方によって、面白いテーマになりそうだなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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