曲がり角まで進むことが肝心
今日からしばらく自宅での映画鑑賞を自粛する。
といっても新型コロナウイルスは関係ない。テレビが壊れたわけでもない。
今日になってようやく新作小説の初稿が完成したから。このあとは何度も読み返して推敲するという、ボクの大好きな作業が待っている。文章の書き直しほど楽しいことはない。
だけど投稿期限まで10日を切ったので、時間的にかなりヤバい。それで目処がつくまで映画を我慢することにした。そんな状態なので、夕方のブログはしばらく非常モードに突入する。
朝はいつもどおりに書くつもり。でもこの時間帯はTwitterっぱいつぶやきブログになりそう。
今日完成した初稿をざっと眺めて思ったことがある。それは、書き初めには想像もしていなかった物語になったということ。
テーマを決めて、登場人物を決める。同時に書き出しとエンディグはほぼ頭にある。大雑把なプロットや設計図も作る。それなのに、当初の構想からは思いつかないような物語になってしまう。
これだから小説を書くのがやめられない。実はこの体験が病みつきになるんだよね。
最初は設計図に基づいて書いていても、登場人物の誰かが言ったセリフから、思わぬ方向に展開することがある。おいおい、そっちはちがうやろう、と言っても止められない。こうなってくると日々不安が募ってくる。
でもそんな不安を払拭するシンプルな方法がある。それはとにかく進むこと。そして曲がり角まではとにかく歩く。
そうすると不思議なことに、曲がり角まで来ると次に進む道が見えてくる。曲がり角の手前で不安になって悩んでいるより、とにかく曲がり角まで進むこと。そうすれば当たり前ように次の道が見える。
これは小説だけに限らないと思う。人生全般について言えることじゃないだろうか。ボクはそう思う。
進むべき道が見えない場所でウジウジ悩んでいるより、まずは曲がり角まで行ってみるべき。そうすれば新しい道が見える。これはとてもシンプルな話。そしてもし行き止まりだったとしても、引き返せばいいだけ。だけど曲がり角までいかないと、その判断さえできない。
小説を書くと、いつもそのことを思う。さて、明日からは推敲できるので楽しいなぁ。
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