夢の世界はアホがまかり通る
晴れ男を自認していたボクなんだけれど、いつしか流れが変わって雨男になったらしい。今年になって、やたら雨に降られてしまう。
今朝なんか起きたときは晴れ間が見えていた。買い物に行こうと思って家を出たときも、まだ雨は降っていなかった。ところが歩き出して数分すると大雨。そのうえ横殴りの風まで吹く始末。
結局全身びしょ濡れになって帰ってきた。もちろん傘は用意していた。でも意味がないくらいの雨と風だった(涙)
不快だったのが靴。いま履いているPUMAの靴は軽くて歩きやすい。ただメッシュ生地なので雨水がしみやすい。かといってミニマリストのボクはレインシューズなんて持っていない。荷物が重いのも、雨と風もうっとうしかったけれど、足元の濡れた感覚が最悪だった。
そんなことを思っているせいか、数日前に不思議な夢を見た。すぐに明晰夢に変化したんだけれど、夢だと気がつく理由がアホらしくて最高。目が覚めてから、一人で笑いこけていたwww
夢で誰かのコンサートに行っていた。終了して会場を出ると雨が降っている。傘がないので困ったけれど、それ以上に気になったのが靴。見渡す限り大きな水たまりができていて、ぬかるみを歩いていかなければいけない。
ライブ会場の扉を出て露天の階段を降りながら、どうにかして足が濡れずに済む方法がないか考えてみた。そこでふと思いついた。それがかなりアホ!!!
右足を出して水にドップリと浸かる前に、左足を出して前に進めばいい。そして左足がドップリと浸かる前に右足を出す。つまり両足を高速回転することで、水面を歩く、あるいは空中を歩くようにすれば足が濡れないと考えた。
そして実際にやってみるとうまくいく。おぉ、これなら自宅に着くまで靴が濡れなくていい。そのまま調子に乗って地面につくかつかないの状態で前に進んだ。そのうち空中に浮くような感じになって、歩道を歩く人たち不思議な顔でボクを見ている。
まだこの段階で夢だと気づいていない。やがて空中に浮かびすぎて、街灯で頭を打った。その段階でようやく夢だと気がついて、まずは夢の中で大笑い。マジで爆笑した。なんてアホなんだろう。
明晰夢だと気がつくと雨なんか一瞬でなくせる。道もすぐに乾いた。しばらく夜の街を歩いて散策してから目を覚ますと、ひたすら笑っていた。
以前にもブログで書いたけれど、どうして夢の世界って自分のアホさにすぐ気が付かないんだろう? 現実世界では絶対あり得ないことが起きているのに、不思議だと思わない。おそらく同じ経験をしている人は大勢いると思う。
ただボクはあることを考えている。変なのは夢の世界ではなく、現実世界なのかもしれない、と。
時間や物理法則に制限されている現実世界のほうが、本当はアホなのかもしれない。人間の意識はもっと自由で、制約を受けない。それが本質なんだと思う。ボクたちは現実世界での不自由さが普通だと思っているから、荒唐無稽な夢の世界をアホだと感じるだけかも。
夢の世界の非常識を現実世界に持ち込むことで、ボクたちが生きていくうえでの見えない圧力や壁を超越できるような気がする。いわゆる天才と呼ばれている人たちは、夢の世界と変わらずに現実世界で生きているのかもしれないね。
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