エイプリルフールのデマに注意
今日から新年度。といっても入社式が中止されたり、都内では小中高の休校がゴールデンウイークまで延長された。例年なら新たな気分で桜を楽しめる季節だけれど、今年はそうもいかない。
そして4月1日といえばエイプリルフール。いつもならブラックジョークを交えた『嘘』をネットで楽しんでいたけれど、今年は要注意。
自重する人が多いとは思う。だけどアホなやつは絶対にいる。特にウイルスがらみの『嘘』をばらまく可能性が高い。冗談だと即座にわかる内容ならいいけれど、いまは誰もが神経過敏でピリピリしている。だから情報が事実かどうかの判断が鈍ってしまう。
うっかりフェイクニュースを拡散するようなことになれば、その責任は大きい。特にボクのような中高年は気をつけたほうがいいようだ。
フェイクニュースを信じるかどうかについて、大規模な調査が行われたそう。その概要と結果を記事から抜粋してみる。
『調査は、日本国内の10代から60代までの6000人を対象に、「電波でムクドリが大量死している」など実際に拡散した9つの「フェイクニュース」に対する反応について、アンケート調査を行いました。
その結果、フェイクニュースを見てうそだと気が付かなかった人を世代別でみると、いずれも平均で60代が最も多く84.4%となり、次いで50代が80.1%となりました。
一方、最も低かったのは40代で74%でした』
50代と60代は、フェイクニュースを信じやすいそう。だからエイプリルフールの投稿を信じて、ネットで拡散してしまう可能性が高い。
その理由として、中高年は自分の判断を過信している、と述べられている。
これはなんとなくわかる。自分のこれまでの人生の選択が正しかったと思いたい。自分は常に最善の道を進んできた。そう思いたいがために、自分が納得できる情報は正しいと思い込みやすい。ここが大問題なんだろうね。
まちがいだと指摘されることは、人生そのものを否定されてしまうように感じてしまう。それゆえ自分の判断を過信してしまうのだろう。
フェイクニュースを拡散しないためには、神経反射で『いいね』や『シェア』をしないこと。それしかない。
まずはどんな情報でも疑ってかかること。以前にも書いたけれど、一次情報まで突き止めるくらいのことをするべき。それが確認できないものは、保留するという心の余裕が必要。
もうひとつは謙虚であること。中高年になればなるほど、謙虚さが求められる。時代はとてつもないスピードで変化している。このアンケート結果によると、まだ40代の人はついていけている。だけどそれ以降の年齢だと、どうも怪しい。
自分の考えが古いかもしれないし、間違っている可能性もある。そのことを中高年の人たちは自覚するべき。常に情報をアップデートする気持ちを持っていないと、フェイクニュースに振り回されてパニックになってしまう。
そしてマスクやトイレットペーパーを求めてドラッグストアに行列を作るのだろう。
ボクも中高年なので、気を引き締めたいと思う。今日だけでなくこの先も、あやふやな情報を拡散したり、それに振り回されないように注意したい。
疑い深く、かつ謙虚であれ。それに尽きると思う。
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