気分が沈みがちな人へ
昨日のニュースによると、新型コロナウイルスによる自粛要請が続いていることで、心の悩みを抱えている人が急増しているとのこと。
政府が相談用の窓口を設けているけれど、アクセスできないほど相談が殺到している。症状がなくても不安で仕方ない。外に出ればウイルスに感染するかもしれないと思うだけで、耐えられない気分になるとのこと。
家に閉じこもることが多く、マスクさえ満足に買えない。東京では今日も100人以上の感染者が出たとの速報が入っている。そんなニュースを見るだけで、気分が沈んでしまうのは仕方ないだろう。
だけどウイルス感染を防ぐのも、気持ちの沈みを避けるのも、いまの段階では『自衛』するしかない。政府やWHOにどうにかして欲しいと言いたくなるけれど、公的機関だってどうしようもないことがある。
だから感染リスクを防ぐために、正しい知識にもどづいて『自衛』する。そして沈みそうな気持ちを盛り上げるためにも、同じく『自衛』するしかない。
とにかく不安に思うことを少しでも減らすこと。自分が『何』に対して不安を感じるかについて、できる限り客観視してみる。家族がいる人なら、そのことについて話し合って、自分の不安をあぶり出してもらうのがいいと思う。
不安要因を明確にすることによって、それらを消すための行動をできる範囲で取っていくしかない。「ここが不安だから、こうすることにしよう」という感じで、一つずつ塗りつぶしていくことが大切だと思う。
さらに効果的な方法がある。気分が前向きに変わる音楽を聴いたり映画を観ること。でもそういうコンテンツを普段から持っている人はいいけれど、どんな映画を観たらいいのかわからない人もいるだろう。
そんな人にはこの映画がオススメ。めちゃくちゃ元気が出るので、頑張ろうという気持ちになるよ。今日久しぶりに観て、最高の元気をもらえた。
『ヘアスプレー』という2007年のアメリカ映画。正確に数えていないけれど、20回近くは観ているボクが推薦するんだからまちがいない！
人種差別やマイノリティ問題を扱った作品なのに、深刻な問題に対するシンプルな解決策を提示してくれる作品。
『人とちがっていることこそが、素晴らしいんだ』ということを教えてもらえる。美人ではないし太っている主人公のトレイシーは、それらの要素を自分の大切な個性として恥じることがない。むしろ自慢に思っている。
だから肌の色のちがいで差別するなんて信じられない。そんな彼女のピュアな思いが、素敵なダンスと音楽で表現される。そして彼女に影響され、周囲の人も自分らしくあることに自信を持つようになる。
その代表的な人物が、トレイシーのとなりにいる母親のエドナだろう。エンディング近くで披露される彼女の歌とダンスには拍手喝采したくなる。そして辛いことを忘れて笑顔になれる。ちなみにこのエドナは、ジョン・トラボルタの変装だよwww
もし気分が沈みがちで、まだこの映画を観たことがない人がいたら、だまされたと思って一度観てほしい。鬱々とした気分なんて一気に吹っ飛んでしまうよ〜！
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