ここからは基礎体力勝負
いよいよ今日、緊急事態宣言が発出される。ボクが暮らす神戸も対象となるので、いい知れない緊張感を覚えている。
といっても兵庫県全体としてはやや沈静化の傾向もあるので、緊張感を無くさないように『三密』をキープしていくこと、無駄な外出をしないことを意識していけばいいと思う。
ただ気の毒なのは客商売をされている人たち。緊急事態宣言が出るまでもなく、飲食業界はかなりキツい。おそらく閉店する店舗が続出するだろう。ホテル業界や観光業界もかなりヤバイ。ミュージシャンやコメディアンというライブ活動をメインにしていた人も仕事が激減しているはず。
変わったところでは、テレビの番組制作。TBSのドラマが延期になったように、これからは番組収録に支障が出てくるとみられている。ひな壇のようなことが無理になってくるし、ドラマのロケも接触を避けると難しい。
新しい番組を制作できないので、再放送が大幅に増えるとのこと。当然ながら外注先の番組制作会社は経営問題に直面することになるだろう。
こうなってくると基礎体力勝負になってくる。ウイルスが基礎疾患のある人にとって重大な危険があるように、基礎体力のない会社は倒産という事態に見舞われる可能性が高くなる。
そんななか、圧倒的に強大な基礎体力を持っている企業がある。マジで驚いた!
その企業は東京ディズニーリゾートを経営しているオリエンタルランド。自粛要請にともなって休園が続いていて、当初は3月16日に再開する予定だったけれど、4月20までずれ込んでいる。今後の情勢次第では、さらに延期される可能性がある。
これだけ大きな企業になると固定費は膨大。まったく入園者がいないいまの状態でも、1日あたり2億8000万円程度の固定費がかかるそう。1日だよ!
ところがこのまま休園が続いても大丈夫。現状だと休園が1年半続いても経営破綻しないそう。それを担保できるキャッシュを用意しているということ。
東北の震災が起きたとき、いまのように休園することになった。そのときの反省をふまえて、会社の財務体質を改善してきた。その結果として流動比率を上げることに主眼が置かれ、企業としてとてつもない基礎体力を維持できるようになったそう。
まぁ、もともと大幅な黒字を出しているからこういうことができたのだろう。そのあたりは中小企業と比べるのは無理がある。だけどあらゆる事態を想定して、それに備えておく姿勢は見習うべきだと思う。
プロのアスリートと一般人とは比較できないけれど、自分なりの基礎体力を高めておくことが必要。それは個人でも企業でも同じだと思う。
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