コロナで身につけた新読書法
昨日のニュースで、日立が引き続き在宅ワークを継続するとのこと。職種によってはウイルスの収束後も、テレワークを続けていくことを決定している。他の大手企業でも、同様のことを発表していたはず。
まだ感染が続いている新型コロナウイルスだけれど、既存の社会システムを変化させるきっかけになっていると思う。それもいい意味でね。
変えざるを得なかったことを、変えてよかったことにするチャンス。やってみないとわからないことは多い。やらずに議論しているだけなら、いつまで経っても変えることはできなかっただろう。
ということで、ボクもあることを大きく変えた。それは読書法。
いままでは自分の本であれ、図書館で借りた本であれ、1冊を読み切ることに集中していた。あっちこっちの本に手を出さないで、いまの本を読了したら、次の本を手にする。それがデフォルトになっていた。
ところが図書館が閉館になり、紙の本が手元に届かない。それで電子書籍を読むようにした。いまさら感が強いけれど、電子書籍はいつどこでも読める。外出先でもスマートフォンさえあれば、隙間時間に読書することができる。紙の本ならバッグに入れるのは数冊だけれど、電子書籍なら何十冊でも持ち出せる。
そこでふと思いついた。複数の本を同時進行で読んだらどうなるだろう?
最初は少し不安だった。頭がゴチャゴチャになって切り替えできないのではと心配した。だけどよく考えたら、テレビの連ドラなんて毎日15分ずつ細切れで放送される。それ以外にも映画を観たり、別のドラマを観ても支障がない。だったら本も同じでは?
ということで緊急事態宣言中に、同時進行で複数の本を読むことにした。これが意外に面白いし、効果的だと感じた。
ジャンルのちがう本を同時進行することで、脳の切替えができて疲れない。同じ本を続けて2時間読んでいるより、数冊の本を2時間読んでいるときのほうが集中している。内容がガラッと変わるので、疲れ具合が格段に好転した。
そして少しずつしか読めないので、続きが気になる。好奇心が刺激されることで、ますます集中できる。これはやってみないとわからなかった。
ちなみにいまは、毎日4冊の本を同時進行で読んでいる。図書館での予約貸し出しがスタートしたことで、紙の本も増えたから。いま読んでいるのは、
・雑学用の本。
・日本の時代小説
・海外の文豪が描いた文学作品
・海外の推理小説
という4冊。もっとも長く読んでいるのは図書館で借りている最後の推理小説。これは平均的に1時間半ほど読んでいる。それ以外の本については、最低でも一つの章が終わるまで読んでいる。だから15分ほどで終わることもあれば、長いときで小一時間読んでいることもある。
とにかく決めているのは、必ず1日に1度はこの4冊の本を読むこと。かれこれ3週間ほどこんな調子が続いている。いまのところはメリットしか感じていない。思い切って変更してみてよかったと思う。
この読書法をしばらく続けてみるつもり。少なくとも今年いっぱいやってみれば、何か新しいものが見えてくるかもしれないなぁ。
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