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高羽そらさんインタビュー

本気で人種差別をなくす方法

いまの社会から完全に人種差別をなくすなんて無理! マジでそう思っている。

 

昨日ある記事を読んで、そのことをさらに確信した。

 

「お店からすぐに出てって!」レストランで人種差別をしたCEOを追い出したウエイトレスに賞賛相次ぐ

 

今年の7月4日に起きたこと。カリフォルニアのレストランで、アジア系のアメリカ人家族が食事をしていた。家族の誕生日を祝った素敵な時間を過ごすはずだったのに、ある人物によって台無しにされた。

 

それは企業のCEOを務めている男性で、アジア系の家族に対して差別用語を撒き散らした。注意しても一向に止めようとしない。その様子は動画にも撮影されていて、リンク先の記事にもアップされている。そのCEOはこんなことまで言っている。

 

「お前らなんか、トランプが(アメリカから)追い出すさ。この国から出て行け!アジア人の最低野郎どもが!」

 

この発言に激怒したのがウエイトレス。怒り狂ってそのCEOを店から追い出した。結果としてそのCEOはアジア系の家族に謝罪した。そして勇敢なウエイトレスに対してネットで賞賛が飛び交い、彼女へのチップということでクラウドファンディングでかなりの金額が集まっている。

 

お店のオーナーも彼女の行為に満足していた。これはこれで素敵な話だし、そのお店の対応は適切だったと思う。

 

ボクが気になったのは、そのCEOの男性のこと。会社を経営しているような人物だから、そこそこの良識があるはず。しらふのときは、そうした差別発言や行動をとることがないと思う。すぐに謝罪したことに、それなりの良識がある人物だと感じる。

 

だけどこのお店での態度が彼の本性だということ。おそらく差別意識を抱えていて、それをどうにか理性で抑えている人は他にも山ほどいるはず。差別用語を口に出さない、行動に移さないのは、普通の成人なら当たり前のことだろう。だけどお酒を飲んだり、感情がコントロールできなくなると、普段から抱えているものが暴発してしまう。

 

多様化を認めることは、『ちがい』を受容すること。だけど『ちがい』は差異を生み、人間の優越感や劣等感を刺激する。倫理感として差別はダメだという気持ちはあっても、心のどこかでひそかに差別意識が育っているかもしれない。

 

これはアメリカに限らず、日本人でも同じだと思う。人種的な差別だけでなく、男女のちがいや、学歴によっていまだに差別意識が潜んでいる。普段は抑えていても、何か起きたときにはそうした思想が表面化することはあるだろう。

 

結局のところ、倫理感や道徳感をどれだけ押し付けても、心の深いところでの差別意識は消えないと思う。例えば差別に対してリスクを負わせるために、法律で厳しい罰則を定めたとしよう。でもそれは公にならない場所において、さらに悲惨な差別を生み出す要因になりかねない。

 

もしこの世界から本気で差別を無くそうとするなら、ひとつだけ完璧な方法がある。そしてそれは犯罪の抑止や、いじめ防止にも寄与する。

 

『人間の言葉や行動は、善悪の概念を問わずに発した本人に返ってくる』

 

これはスピリチュアルの世界では、割と普通に言われていること。物理学でいえば、作用・反作用の法則と同じ。『与えたものが受け取るもの』と言い換えることもできる。

 

これが物理学的、あるいは心理学的に証明されたならば、世界は激変するはず。先ほどのCEOはあの行為に走ったことで、同じものを自分が受け取ることになる。いじめを行った人間も、人を殺した人間も、相手の受けた苦痛を自分が体験しなければいけないとしたら、大きな変化になるはず。

 

ボクはこの法則が存在すると確信している。だけど証明はできない。いや、きっと誰にも証明できないだろう。

 

なぜならそのことを、人間がそれぞれ自分で感じることが必要だから。そのために生まれてきたんだから。どのような宗教でもこの法則は述べられている。だけど人間は本気にしていない。だからいつまでたっても、差別やいじめ、そして凶悪な犯罪がなくならないんだと思う。

 

この法則を一定数以上の人が確信したとき、きっと世界は新しい時代へとシフトするんだろうなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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