犬のウンチ行動の謎が解明
ボクは動物がウンチやオシッコをしている姿を見るのが大好き。大学の畜産学科にいるときは、滝のような牛のオシッコに感動した。初めて見た人は、あの迫力にたいてい驚くはず。
散歩をしている犬がウンチをしているときに見せる、あのなんとも言えない切ない表情もたまらなくキュート。我が家の猫であるミューナがウンチを頑張っているときの姿も大好き。
ただミューナのトイレ前後の行動に最初は驚いた。尿意や便意をもよおすと、おたけびを上げて全力疾走する。マンションの廊下を2往復くらいすると、ようやくトイレに駆け込む。
そしてことが終わると再び走り出す。最初はどこかおかしいのかと心配した。でも調べてみると、トイレ前後に興奮する猫の行動は普通とのこと。トイレ中は無防備になるので、敵に襲われることを警戒する。
それゆえアドレナリンを分泌することで、臨戦態勢でトイレをするそう。家に敵なんていないのにアホだと思うけれど、本能だからどうしようもないんだろうね。だから14歳をすぎたいまでも、トイレ前後に廊下を走っているwww
そんなトイレの習性で不思議な行動をする動物がいる。それは犬。ボクも子供のころに犬と暮らしていたから、その行動を不思議に思ったことがある。それはうんちに前にグルグルと回転すること。まるで儀式のように回ってからウンチを始める。
犬がどうしてそんな行動をするのか、ある研究チームが解明している。
なぜ犬はうんちをする前にグルグル回るのか?体を地球の地場に合わせていたことが判明
リンク先のタイトルのとおり、犬のグルグルは体を地球の地場に合わせているため。そうした感覚を『磁覚』と呼ぶそう。これまで、ウシ、ノロジカ、アカシカ、アカギツネ、コヨーテ、タイリクオオカミなど、ある種の動物には、体を地球の磁場の向きと同じ方向に向ける習性があることはすでに知られていた。
同じく犬もそうした性質を持っていることがわかった。その答えが出るのに、かなりの時間と労力がかけられている。2年間にわたり37犬種70頭の犬について、ウンチ1893回分とオシッコ5582回分のデータを分析したそう。すごいよね。
その結果ノーリードの状態だと、犬は南北に方位を合わせてウンチをすることがわかった。リンク先の記事の写真を見ると、頭を北、お尻を南にピッタリと合わせてウンチをしている。あのグルグルにそんな意味があるなんて知らなかった。
もしかしたら群れで生きる動物にとって、自分がどの方角を向いているかは大切なことなのかもしれないね。獲物を追い詰めたり敵から逃げるとき、仲間たちがバラバラに動くのは何かと不合理。それゆえ方向を知覚できる『磁覚』が発達したのかも。
反対に単独で狩りをする猫たちは、そんなもの必要ないのだろう。だからアドレナリンが出ると、方向感覚を無視して闇雲に全力疾走するんだろうな。そんなアホなところが、猫好きにはたまらないんだけれどね。
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