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高羽そらさんインタビュー

ビートルズがいない世界は無理!

ボクを洋楽の世界に引き入れたのは、まちがいなくビートルズ。小学生の低学年のとき、親戚の家で初めて聴いた『レット・イット・ビー』に心を奪われたから。その直後にビートルズは解散している。

 

厳密に言えば、ボクはビートルズ世代じゃない。いまの60代以上の人が、現役の彼らを知っている本物のビートルズ世代。だからといって、それより下の年代にビートルズが影響を与えていないわけじゃない。

 

ボクのようにソロ活動をしているメンバーのファンとしてビートルズの曲を知った人も多いはず。あるいはビートルズに憧れてスターになったミュージシャンも多い。直接的なビートルズ世代じゃなくても、彼らが存在しなかったら音楽を志していないミュージシャンは数え切れないだろう。派生的な効果を考えると、ビートルズの曲を知らない人にまで影響を与えている。

 

もしビートルズがいなかったとしたら? そんな世界はボクには無理。でもその世界をテーマにした映画を観た。噂には聞いていたけれど、本当に素敵で最高の映画だった。全編を通じてビートルズ愛に溢れた作品で、どれだけ感動の涙を流したことか。


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『イエスタデイ』という2019年のイギリス映画。もう一度絶対に観ようと思っている作品。

 

主人公のジャック・マリックは売れないシンガーソングライター。幼なじみのエリーが中学教師のかたわら、マネージャーとして動いてくれているけれど、まったく芽が出そうにない。ついにジャックは音楽をやめることを決意する。

 

その日、全世界で12秒だけ停電が起きた。そして世界が変わった。

 

停電のとき交通事故にあったジャックは、怪我の回復と共にあることに気がつく。誰もビートルズを知らない。ネットで調べても、カブトムシの映像しか出てこない。そしてたまたま歌った『イエスタデイ」がきっかけで、エリーに絶賛されて音楽活動を再開する。

 

次々と名曲が生まれる。もちろんそれはビートルズの作品。だけどジャックも歌詞を思い出せなかったりするので、苦労しながらも自分の作品として発表していた。だけど思ったように売れない。名曲なのになぜだろう?

 

コンテンツが良くても、成功するにはチャンスが必要になる。それを提供してくれたがのエド・シーランだった。なんと本物のエド・シーランが彼の役で映画に登場した。そしてジャックの曲に感動したと告げて、自分のツアーの前座を依頼する。

 

ここからネタバレになるので、観ようと思っている人は絶対に読まないように。なぜなら最初しか味わえない感動の涙を逃すことになるから。

 

ジャックはあっという間に世界的なスターになっていく。その結果、エリーとの関係もギクシャクしてくる。そんなある日、彼は不穏な二人に出会う。ビートルズのことを覚えているのは、ジャックだけではなかった。

 

映画を観ているボクは、ジャックが苦境に陥ると思った。ところがその二人はジャックに感謝の言葉を述べる。ビートルズの曲が消えてしまって、二人は絶望していた。だから彼らの曲を復活してくれたジャックに感謝していた。そしてその二人から、ある人物の居場所を教えられる。

 

アカン、思い出すだけで泣けてきた。それは老人になったジョン・レノンの家だった。

 

ビートルズが存在しないということは、彼も暗殺されない。人のいない海外近くの家で、ジョンは絵を描きながひっそりと暮らしていた。そして会いにきたジャックに語る。いまは一人だけれど、妻と子供と暮らしたとても幸せな人生だと。

 

このジョン役の俳優さんが、驚くほどジョン・レノンに似ている。ボクは驚いて思わず立ちあがりそうになったほど。あぁ、ジョンが生きている、と叫びそうになった。


ジョンに会ったことで、ジャックは全てを告白することを決める。ジャックの曲は盗作であり自分は称賛を得る立場にない。そしてエリーを取り戻したい。そこでジャックはエド・・シーランに頼んで、あることを実行する。とても素敵なエンディングだった。

 

ビートルズを知っている人はもちろん、音楽を愛するすべての人に観て欲しい映画だった。ボクももう一度絶対に観るよ〜!

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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