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高羽そらさんインタビュー

人間を食べる自動車

昨日のブログに書いた悲惨な結果を受けて、今日は新しいHDMIケーブルが到着するのをひたすら待っていた。Amazonの場合ほとんどがヤマト運輸だけれど、小物だと日本郵便になることがある。そして今日もやはりそうだった。

 

ただ日本郵便の場合、どうも配達の段取りが微妙。朝の9時前に商品を持ち出しているのに、到着したのは午後3時。ヤマト運輸だと直前にLINEをくれて時間が読めるけれど、午前中に届くつもりで待機していた今日のボクは散々だった。

 

とりあえず午後一番に準備を開始。DVDレコーダーを取り外しておこうと思って処理を始めると、同軸ケーブルが1本だけとんでもないことになっていた。ケーブルのゴムが劣化していて、触るだけでボロボロと崩れて中の金属が剥き出しになる。とりあえずビニールテープで補強したけれど、まともに使えるか不安だった。

 

午後3時半ころになってようやくHDMIケーブルの取り替え処理、最初はうまくいかなくて絶望しそうになったけれど、再トライしたらテレビがレコーダーを認識してくれた。以前に録画した番組もハードディスクに残っている。大汗をかいて大変な1日だったけれど、どうにか今夜は安心して眠れそう。

 

こんな状況なのでかなりヘロヘロ。とりあえず昨日読了した本を紹介しておこう。

 

IMG_5438

 

 

『回想のビュイック8』上巻 スティーブン・キング著という小説。キング作品の完全読破を目指しているなかで、久しぶりの長編作品。タイトルにあるようにビュイックという自動車が登場する。だけど普通じゃない。もしかしたら人間を食べるかもしれない。

 

著者の作品で『クリスティーン』という小説がある。死者の霊が乗り移ったことで、意思を持った自動車が数々の事件を起こす物語。この小説を読みかけたとき、同じパターンかと思った。ところがどうもちがう。

 

舞台は田舎の州警察であるD分署。ネッドは大学生で、1年前に父を亡くした。父はD分署の警察官で、交通事故の処理中に酒酔い運転の車にはねられて死んでいる。父を慕うネッドは、時間があればD分署にやってきた。なぜならD分署の署員たちは、家族のような存在だったから。

 

ある日、ネッドはガレージに不思議な自動車があるのを見つける。それがビュイック。まだネットが生まれる前に父のカートが証拠品として押収したもの。ところが持ち主らしき人間は消えてしまうし、その車が普通じゃない。

 

泥や砂がついても瞬時に落ちる。車内にはホコリひとつ残らない。ラジオ等はついているけれど本物じゃない。いやエンジンやバッテリーさえ、単なるお飾りでしかなかった。

 

そのビュイックには恐るべき秘密が隠されていた。D分署の分署長であるサンディは、いまや家族同然となったネッドにその秘密を明かす。上巻では亡くなった父がこの車とどのように関わり、そして何が起きたか語られている。

 

その過程で一人の警察官が行方不明になっていた。さらにこの世のものとは思えない未知の生き物の死体がガレージに出現するという出来事もあった。上巻でわかる範囲の推測だと、どうやらこのビュイックは異次元の世界の扉となっているということ。

 

その異次元世界とは、著者の作品である『IT』や『ダークタワー』シリーズで登場する世界だと思う。行方不明となった警察官は、おそらく自動車のトランクから異次元に連れ去られた可能性がある。まるで自動車に食べられたかのようにね。

 

さてさて下巻はどうなるか。この先にどんなドラマが待っているかドキドキしている。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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