父がカッコ良すぎるヒーロー
ここのところ新作の執筆に追われていたので、2時間に満たない映画を選んでばかりいた。でもちょっとキリがついたので、今日から2時間超えの作品を解禁。とりあえず今日のところは2時間20分の作品をチョイスした。
『マン・オブ・スティール』という2013年のアメリカ映画。この映画の続編にあたる『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』を先に観てしまったので、ずっと気になっていた。
これまでいくつもスーパーマンを扱った作品を観てきたけれど、ボクはこのシリーズが一番気に入った。新しいというだけでも物語のテンポ感が快適だし、CGも素晴らしいので時間を忘れる。
もちろんそれだけでなくスーパーマンことクラーク・ケントを演じたヘンリー・カヴィルと、ロイスを演じたエイミー・アダムスの二人が素敵だから。続編のときに二人の相性の良さは感じていたので、この作品でも完璧だった。
でもこの二人を食ってしまった俳優がいる。それはクラークの実の父親と、地球人として育ててくれた父親の二人。子役が主役を食ってしまう映画は多いけれど、この作品は父役の二人が主人公を食ってしまった感があるwww
その実の親を演じたのがラッセル・クロウ。そして赤ん坊だったクラークを成人まで育てたのがケヴィン・コスナー。この二人がとにかくカッコいい。クリプトン星人のラッセル・クロウは強くてシブい。農夫のケヴィン・コスナーは寡黙で実直。どちらも死んでしまうけれど、男が惚れてしまうカッコ良さだった。
それに花を添えていたのが、育ての母親役を演じたダイアン・レイン。昔から好きな女優さんだけど、歳を重ねてますますいい雰囲気になってきたなぁ。
そして忘れていけないのは、悪役のゾッド将軍を演じたマイケル・シャノン。脇役が多いけれど、ボクはこの俳優さんが大好き。あの癖のある顔がたまらないんだよね。そのうえローレンス・フィッシュバーンまで出演しているから、キャストの顔ぶれを見ているだけで楽しくなる作品だった。
ラスト近くに展開されるスーパーマンとゾッド将軍たちの戦いは壮絶で、街が壊滅的に破壊される。これだけ見ていると地球人を守っているというより、スーパーマンも破壊の限りを尽くしている感が強い。
ヒーロー映画として違和感を覚える人も多いだろうね。だけどこれは続編に対する伏線でもある。この破壊によって、スーパーマンとバットマンの確執が生まれるんだから。つまりそこまで計算されて構成されたストーリーなんだろうね。知らんけどwww
こうなったら3作目の『ジャスティス・リーグ』も気になってきた。機会があればぜひとも観ようと思っている。
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