やっと『エール』が戻った
いまだに新型コロナウイルスの影響は続いているけれど、ここのところ関西では第二波がピークアウトしつつあるような気がする。
でも信頼できるワクチンが完成するのはまだ先だろう。だからいまはウイルスと共存しつつ、少しでも日常を取り戻していくべき時期だと思う。たとえワクチンができてもウイルスが完全消滅することなんてあり得ない。注意しつつも、心に凝り固まっている自粛モードを払拭するべきだと思う。
そんな想いを後押しするように、NHKの大河ドラマである『麒麟がくる』の放送が再開された。そして昨日から、やっと『エール』が復活した。
昨日、『麒麟がくる』復活後の2作目と、再開された『エール』の1回目の放送を録画で見た。ドラマの内容とは関係ないけれど、ホッとした気分を感じながらも、やっとこの人たちに会えたという気持ちで泣きそうだった。
特にボクは『エール』の裕一と音の夫婦が大好き。それだけに元気な二人を見て感動した。音を演じている二階堂ふみさんは、女優としても応援している。『翔んで埼玉』の彼女なんて、『エール』の音が想像できないものねwww
そんな『エール』のモデルとなった夫婦の出会いと恋は、ほぼドラマと同じだったらしい。
朝ドラ「エール」のモデル・古関裕而夫妻の愛を育んだ「ふたりの往復書簡」
そのモデルとは作曲家の古関裕而さんと金子さんの夫婦。古関さんといえば、関西の人なら阪神ダイガースの応援歌である『六甲おろし』の作曲家として知られているだろう。甲子園で六甲おろしが流れるとき、歌詞と一緒に彼の名前がスコアボードの画面に大きく出るからね。
この記事は古関夫婦の息子さんが書かれたもの。息子さんは両親の恋愛に感動して、そのまま小説として残された。なぜそれができたのか?
ドラマを見ている人ならわかるだろう。結婚前の二人は、文通によって愛を育んだから。
ドラマの恋愛は裕一がヨーロッパの音楽賞を受賞して、そのことを知った音がファンレターを書いたことに始まる。福島と豊橋という手紙のみの遠距離恋愛がスタートした。そして手紙のやり取りだけなのに、二人は運命を感じていく。
どうやら現実もまったく同じだったらしい。二人の手紙が残されていて、この記事でも一部がアップされている。読んでいるとこちらが恥ずかしくなるような文章で、二人がどれほど相手のことを想っていたのかわかる。
ただ夫婦喧嘩をしたとき、妻の金子さんが怒りに任せて焼いてしまった手紙があるそう。もしそれが残っていれば、もっと二人のことがわかったかもしれないね。ドラマでは結婚して音楽家となっていく裕一が描かれているけれど、息子さんの小説は二人が初めて顔を合わせたところで終わるそう。
NHKの連ドラはモデルがいることが多い。だけどかなり脚色してあるのが普通。だけど『エール』に関しては実話に近い形でドラマ化されているみたい。それができたのは、二人の手紙が残っていたからだろう。このままドラマが中断することなく、無事にエンディングを迎えられますように。
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