挫折しない理由はひとつ
目標を決めて何かを始めても、途中で挫折してしまった経験は誰にもあるだろう。ボクだって数え上げたらキリがない。
そんな挫折パターンを打破する方法を紹介した記事を読んだ。
なぜ人は目標を達成できず挫折してしまうのか、そして挫折パターンを打破する「3年ルール」とは?
なかなか面白い記事だった。その主旨もわかりやすい。
目標を立てても挫折してしまうのは、結果を急ぎすぎるからという説明。どんなことも一定の技量を身につけたり価値を生む段階へと至るには時間がかかる。そのフィードバックの設定期間が短いことで、耐えきれずに挫折してしまうということらしい。
これは小説を書いている人ならわかるだろう。原稿用紙400枚くらいの小説の場合、ボクは3ヶ月ほどかかる。だけど問題はそれから。
いま文芸賞で3次選考を通過したボクの小説を投稿したのは4月。その1次通過の発表は8月で、2次と3次通過の発表が1週間前。ここまで5ヶ月もかかっているのに、最終選考に残るかどうかわかるのが10月の初め。さらに受賞作が決まるのは11月になる。
だから結果をすぐに求める人は、その長い期間に耐えられない。そのうえこれだけ待って落選が決定したときの落ち込みはかなりキツいwww
だからリンク先の記事では、目標を立てても3年は待つというルールを提唱している。言わんとすることはわかる。結果を待つ忍耐力なしには、どんなことも達成できないだろう。
だけどボクは異論がある。なぜならフィードバックが早くても、挫折するときはするから。
小説と同じく文章を書くことで説明しよう。わかりやすいのはブログ。どんなブログもそうだけれど、管理者にはアクセス数がわかるようになっている。ボクが利用させてもらっているダイヤモンドブログさんも、翌日の早朝には前日のPV数がわかる。フィードバックとしてはかなり早い。
だけどその結果が悲惨なものだと、やっぱり挫折するものはする。恥ずかしながらボクのブログも、いまだにPV数はガッカリするほど少ない。ダイヤモンドブログさんは厳密に分析されているらしく、同じIPアドレスのカウントを弾いている。いわゆる底上げがないのでリアルな数字が可視化される。
そんなガッカリするようなPVのボクが、ブログの総合ランキングで8位から15位付近をキープしている。ジャンル別だと4位くらいの位置にいる。なぜ極端にPV数の低いボクがランクインしているかわかるだろうか?
それはブログをスタートして6年間以上、ほぼ毎日記事を更新しているから。平均して1日2本の記事をアップしている。週間単位の数字では、おそらくベスト100にも入らないと思う。だけど6年間の累計でランキングすると上位に食い込むことができる。
PV数が少ないのを毎日フィードバッグしているのに、挫折することなく毎日続けている理由がわかるだろうか?
その理由はたったひとつ。書くことが『好き』だから。
つまりリンク先の記事にあるように、フィードバックの期間の短さが挫折の理由じゃないと思う。もし自分の意識を長い期間のフィードバッグに設定しても、結果が出なくて挫折する可能性がある。逆にフィードバックを短く設定しても、それが『好き』なら結果が出なくても続けていくことができる。
挫折するかどうかを左右するのは、目標を立てたことが『好き』かどうかだと思う。簡単に挫折してしまうとしたら、そのことが本当に『好き』かどうかを自分に問いかけてみるべき。
『好き』なことなら、少々の失敗や壁なんて気にならない。テレビゲームを攻略するように、どうすれば次のステージに進めるかを楽しみながら試行錯誤できると思うなぁ。
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