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高羽そらさんインタビュー

脳はネガティブが大好物

スポーツ選手が取り入れているものに、イメージトレーニングがある。試合を有利に進めている場面や、勝利の瞬間をリアルに想起するというもの。そうすることで練習だけでなく、試合においても持っている力を発揮しようという方法。

 

なぜあえてイメージトレーニングをするかといえば、人間の脳はネガティブが大好物だから。放置しておけば、最悪な結果をイメージしやすい。これはボクにも実感がある。

 

小説を投稿して結果を待っているあいだ、心のなかでポジティブとネガティブがせめぎ合っている。でも最終的に優位に立つのは、ネガティブなイメージのことが多い。意識していなくても、自分にとって不利な情報に目が止まる。そしてこれはダメだ、と落ち込んでしまう。

 

こうなるのは普通のことらしい。そんな状況を「ネガティビティ・バイアス』と呼ぶそう。

 

脳は悪い情報に敏感。知らず知らずのうちに誰もが影響を受けている認知の罠「ネガティビティ・バイアス」とは?

 

リンク先の記事を読むと、なぜ「ネガティビティ・バイアス」が働くかよくわかる。これは原始時代から人間のDNAに刻み込まれたきた機能らしい。常に命の危険にさらされているから、事前に危機を察知する能力が発達した。

 

それゆえ自分にとって不利な情報を集めるという能力が何よりも優先するようになった。そりゃそうだろうなぁと思う。ある程度文化が発達した時代においても、戦争という悲劇が存在している。犯罪だって消えることがない。

 

自分の身を守るためには、「ネガティビティ・バイアス」は必要不可欠なものなのだろう。そしてこれは現代でも根強く残っている。

 

リンク先の記事でもいくつか紹介されている。例えば人間はいい情報よりも、悪い情報に信憑性が高いと感じるらしい。政治活動における演説でも、危機感をあおるような内容に支持が集まるとのこと。わかるような気がする。

 

そしてネットによる誹謗中傷なんかも、人間の「ネガティビティ・バイアス」が働いている結果だろう。自分にとってネガティブに感じることを発言したり行動する人間に対して、攻撃的な態度をとってしまう。マスク警察や自粛警察も同じ。

 

さらにそうした誹謗中傷を受けた人も、ネガティブな情報に強く反応してしまう。それゆえ自ら命を絶つ人も出てくるのだろう。「ネガティビティ・バイアス」って、本当にやっかいなものだよね。

 

だからスポーツ選手でないボクたちも、意図的にイメージトレーニングをする必要があるのかもしれない。ネットではあらゆる情報があふれているから、自分をネガティブにする材料に事欠かない。でも視点を変えれば、ポジティブになれる情報も想像以上にあると思う。

 

いまやもっとも危険なのは、本来は危険から身を守るものだった「ネガティビティ・バイアス」なのかもしれないね。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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