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高羽そらさんインタビュー

もっとも憂慮している戦争

21世紀になっても戦争はなくならない。常にどこかで誰かが、殺人犯として裁かれることなく人間を殺している。

 

ここ数日でもっとも気になっている戦争が、アゼルバイジャンとアルメニアの紛争。すでに100人以上の死者が出ている。

 

これはソ連崩壊後から続いている紛争で、根本的な解決が見られない。でもここまで大きな争いになったのは1994年以来とのこと。

 

激しい戦闘に加えて憂慮しているのは、大国を巻き込む気配があること。

 

アゼルバイジャン大統領、「アルメニア軍撤退まで」戦うと表明

 

日本のメディアは芸能人の自殺や大麻所持の報道に忙しいけれど、世界的に今回の紛争はトップ記事で扱われている。なかでもリンクしたBBCの記事がとても分かりやすかった。

 

ソ連崩壊後の独立争いによって、アゼルバイジャンの領土内にアルメニアの自治区ができた。問題となっているのはこの地域。以前からアゼルバイジャンとしてはこの地域の実効支配を取り戻したいと考えている。だから今回の紛争によって、アルメニアの自治区をなくしてしまいたいと思っている。

 

そのアゼルバイジャンの背後にいるのがトルコ。トルコは公式的な見解だけでなく、シリアで雇った兵士を送り込む窓口としての機能を果たしている模様。つまりいつでもトルコ軍が動ける状態だということ。

 

そして対するアルメニアと軍事同盟を結んでいるのがロシア。だから最悪の場合、ロシアとトルコの代理戦争になりかねない。両国はシリアの内戦においても反目しているので、常にきな臭い空気が漂っている。

 

さらにアルメニア人の移民が多いフランスは、強硬なトルコ政府を公式に非難している。ロシアとフランスがこの紛争について協調姿勢をとる可能性が出てきた。ところがロシアはアゼルバイジャンの指導者たちとも親しい関係にもあるそう。そうなるとますます複雑なことになってくる。

 

このうえアメリカや中国が絡んできたらやっかいなことになりそう。局地的な戦争が、大国を巻き込む火種になりかねない。どことなく嫌な予感がする。

 

こうした問題は根が深いので、他国が介入するのは難しい。日本だって尖閣諸島で中国ともめているし、韓国とは竹島問題を抱えている。幸いにも陸続きじゃないから、人間の移動が制限されているだけ。抱えている問題の深さは同じだと思う。

 

とにかくこれ以上大きなことにならないことを願うしかない。しばらくはこの紛争の行方を見守りたいと思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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