交通マナーに県民性はある?
交通マナーに関する記事を読んで、あることを思い出した。学生時代に石川県に住んでいたので、社会人になってからもよく金沢へ遊びに行く。そのときに車を運転していると不思議に思うことがある。
石川県内で片道2車線の道路を走っているとき、交差点に近づくとほとんどの車が左の車線に並んで走る。渋滞していても右側の車線に出ようとしない。交差点で右折する車を配慮したものだと思うけれど、右折車がなくても右側車線を走ろうとする石川県ナンバーの車はない。
だけど関西人のボクはそんな状況に耐えられない。交差点が近づくと右側車線に移動して、左に並んでいる車をごぼう抜きにして前に出る。もし右折者が停止していても、スッと左車線に割り込んで交差点を通過する。おそらく関西ナンバーを見て、マナーの悪いやつだと思われているんだろうなwww
でも関西で車を運転している人なら理解してもらえると思う。関西では空いている車線があれば、ほとんどの車が縦横無尽に車のすきまをすり抜けていく。抜く方も抜かれる方もそんな状況を意識しているので、割とスムーズに車は流れる。まぁ、あおり運転のきっかけになったりするんだけれどね。
だから交通マナーには県民性が出るんだと思う。そんなことを感じた記事がこれ。
「横断歩道で車が止まってくれる率」長野県はなぜダントツなのか 県警に聞いてみた
信号のない横断歩道に歩行者がいたら、車は一時停止をするのが当たり前。だけど停止しない車が圧倒的に多い。リンク先の記事ではJAFが調査した結果がアップされている。今回で5回目になるとのこと。
全国的にバラツキがあるけれど、全体としては8割の車が一時停止をしないという結果。だから歩行者としては、自分が信号のない横断歩道を渡るときに車が近づいてきたら、8割の確率で停まらないと考えたほうがいいということ。
ところがなんと5回連続で好成績を残した県がある。それが長野県。なんと7割の車が一時停止するという結果が出ている。他県では8割が停止しないのに、長野では7割が停まってくれる。その差が凄すぎる。
それでも長野県警にすると、3割の自動車が停まってくれないという感想になる。それだけでも交通マナーに対する意識がちがうような気がする。ただなぜ長野県にそんな結果が出るのかわからないらしい。
子供たちを含めたマナー向上のために試みは行われている。だけど他府県と比べて特別なことをしているわけではなさそう。こうなってくると社会学者、あるいは心理学者に本格的な調査をして欲しいと感じるよね。いわゆる民度、あるいは県民性が機能しているのかもしれない。
ちなみに全国2位の好成績なのは、ボクが暮らしている兵庫県。長野県の72.4%に対して、2位の兵庫県は57.1%という数字が出ている。この1位と2位の差は大きい。その理由がマジで気になるところ。
だけど兵庫県も健闘しているよね? 神戸市という都会を有しているのに、半分以上の車が一時停止をするというのは素晴らしいと思う。まるで自画自賛のようになるけれど、ちょっと自慢してもいいと思うなぁwww
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