高羽そらさんインタビュー

余命が尽きた犯罪者の決意

両親は日本人だけれど、幼いころからイギリスで育った女性がミュージシャンとして活躍している。今年になってデビューアルバムをリリースしたリナ・サワヤマの作品は、あのエルトン・ジョンが今年の最高傑作と絶賛したほど。

 

ボクも彼女のデビューアルバムにハマっている。音楽ジャンルにとらわれない素晴らしい作品だと思う。とにかく彼女の歌唱力の高さに驚く。もちろん曲も彼女が書いているし、ミュージックビデオも彼女が監督している。

 

そんな彼女が、アメリカのテレビに出演した映像が昨日に公開された。『XS』というタイトルの曲。歌もダンスも堂々たるもので、国籍を感じさせない姿に無限の可能性を感じた。日本国籍だといっても、彼女の母国語はイギリス英語だろうね。いつかビルボードのトップ10に彼女の曲が登場するのを楽しみにしている。

 

 

 

さて、話はコロッと変わって、とても素晴らしい映画を観た。マフィアの組織で汚れ仕事をしていた男が肺ガンになった。余命いくばくもない彼が決意したこととは?

 

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『ガルヴェストン』という2018年のアメリカ映画。ジャンル的にはアクション、あるいはスリラー映画になるかもしれないけれど、主人公の男の葛藤が見事に描かれていて、ボクは文学作品を読んでいるような気持ちになった。これはかなりオススメ。

 

殺し屋のロイはヘビースモーカー。咳が止まらないので医師の診察を受けた。レントゲン写真に白い影があるのを指摘されて、医師の診断も聞かずに診察室を飛び出す。自分の余命が残り少ないことを実感していた。

 

そんなロイはボスに仕事を命じられる。部下を連れて乗り込んだ先には、待ち伏せしている殺し屋がいた。ロイの恋人を奪いたいボスによって、彼は罠にはめられた。なんとか返り討ちにしてその場を去ろうとしたとき、とらわれている女性を見つける。

 

ロイは見捨てておけず、ロッキーと名乗る若い女性を助けて一緒に逃げる。そしてロッキーを逃そうとしたが、彼女はロイに助けて欲しいと頼む。継父にひどい虐待を受けていて、まだ一人残されている3歳の妹を救いたいというもの。

 

それでロイは彼女を実家に連れて行くが、ロッキーは継父を殺して妹のティファニーを連れ出す。このままでは彼女が殺人の罪に問われると思い、ロイは姉妹をどうにかして守ろうとする。

 

それは余命が尽きたことを知ったロイの決意だった。どうせ死ぬのなら、最後にはいいことをしたい。そう思ったロイは、自分を殺そうとしたボスの弱点を見つけ、脅すことで金を巻き上げようとした。そしてその金を姉妹に残そうとした。

 

さて、ここからが大変。まだ新しい映画なので、ネタバレはもう一つだけにしよう。ティファニーはロッキーの妹ではなく、実は継父にレイプされて生まれた彼女の娘だった。そのことを知ったロイは、この母と子を守ろうと必死になる。だけど想像を絶する悲劇が待ち受けていた。思い出すだけで辛い。

 

そしてラストシーンに泣く。それはこのときから20年後。ロイと成人したティファニーが再会する。とても切ないけれど、後味の悪さはない。むしろ最後まで自分の思いを通したロイに拍手を送りたくなった。

 

ロイの唯一の誤算は、彼の病気は死に至るものではなかったこと。だから最後だと思った善行が実るのに、なんと20年もかかってしまったというオチ。ロイを演じたベン・フォスターの切ない演技はすごく良かった。

 

だけど絶賛するべきはロッキーを演じたエル・ファニング。幼いころは姉のダコタ・ファニングが天才子役だと言われたけれど、最近の映画を観ていると妹のエル・ファニングのほうがすごい。この映画を観て、まさに彼女こそ天才だと感じる演技だった。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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