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高羽そらさんインタビュー

記憶が時系列となる理由

肉体の機能が正常に働いているとき、ボクたちはそれが当たり前のように思っている。その事実に感謝するどころか、意識することさえない。

 

だけど指先をちょっと切っただけで、一気に不自由さを自覚することになる。ギックリ腰を経験した人なら、普通に歩けることがどれほど偉大なことかわかると思う。それは肉体の機能だけでなく、記憶についてもいえるらしい。

 

昨日の1日を振り返ってください、と誰かに質問されたとしよう。ほとんどの人は朝起きてからの行動を順に語るはず。朝の話をして、次に寝る前の出来事になり、そのあとに昼間の体験を語るような人はまずいない。

 

そんなことは当たり前のように思うけれど、記憶が時系列になっているにはきちんと理由があるとのこと。

 

なぜいくつかの記憶は映画のように見えるのか?頭の中で時を刻む時間細胞が発見される

 

脳の海馬に時間細胞というものがあるそう。マウスではすでに発見されていたけれど、最新の研究によると人間にもその細胞が存在してることがわかった。この時間細胞は頭のなかに時間のスタンプを刻印するという機能を有している。

 

アメリカのテキサス大学でで行われた実験が興味深い。30秒のあいだ映像と単語を同時に見せて、12〜15の単語を記憶させた。そして休憩をはさんで、その単語を思い出しもらうという実験。

 

普通の人は時系列にしたがって記憶していた。ところが脳の海馬に損傷がある人は、単語を記憶できてもその順番がバラバラだった。時間細胞が時間のスタンプを押せないので、物事の順番を思い出せないらしい。

 

カリフォルニア大学でも同様の実験が行われた。大学構内をめぐるツアーに参加したあと、その体験を語ってもらう。やはり脳の海馬に損傷がある人は、ツアーの内容は覚えていても、その順番がわからなかった。

 

物事を時間どおりに記憶しているなんて、ボクたちは当たり前のことだと思っている。だけどそれは時間細胞がきちんとスタンプを押してくれているから。そう思うと人間の肉体は、本人が自覚しないところでいろいろと頑張ってくれているんだね。

 

ただし時間細胞にも欠点がある。それは時間にルーズだということ。楽しいことが早く過ぎるように、嫌なことは長く感じる。だから記憶が時系列に沿って残っていても、その長さの感覚はあいまいらしい。まぁそれはそれで、人間らしいよねwww

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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