創造的破壊者が世界を変える
イーロン・マスク率いるスペースXが開発した『クルードラゴン』が打ち上げに成功した。宇宙飛行士の野口さんが乗船した宇宙ステーションが、今夜も日本上空を通過する。
『クルードラゴン』の性能はすごいらしく、野口さんによると、黒電話がいきなりスマートフォンになったほどの進化とのこと。民間企業が主導権を握ることで、これまでになかったものが創造されたのだろう。
イーロン・マスクのような人を、ディスラプター(創造的破壊者)と呼ぶそう。既存のシステムを根底から破壊することで、まったく新しいものを創造していく人。これからの時代、あらゆる分野において創造的破壊が必要になるはず。
その本家本元であるイーロン・マスクが、新しい分野の創造的破壊に乗り出そうとしている。
電気自動車の開発によって自動車業界を創造的破壊へと導いたテスラが、エアコン業界に参入する意向とのこと。すでに関連企業の合併を進めていて、本気であることがわかる。
イーロン・マスクは「家庭用エアコン事業を来年始めるかもしれない。より静かで効率が高く、省エネ性に優れたエアコンを作れると思う」と述べている。
これは日本企業にとって脅威だろう。世界的なシェアを持つダイキンは本気で警戒しているらしい。状況によってはテスラとの提携も考えているとのこと。他のエアコンメーカーも戦々恐々なのはまちがいない。
でも素晴らしいことだと思う。既得権益にしがみついている業界に、鋭い風穴を開けてくるだろうと期待している。テスラが参入すれば性能の面でも、価格の面でも、まったく新しい視点を提供してくれる商品が市場に登場するだろうと思っている。
我が家は15年近くもエアコンなしの生活をしている。だけど昨今の異常気象を見ていると、そうも言っていられなくなってきた。年齢を考えると、いよいよエアコン生活を復活させる時期が来たのかもしれない。
エアコンの何が苦手かというと、窓の外で鎮座している室外機。汚れやすいし、場所も取る。エアコン本体は常に改良されているけれど、室外機のない機種が登場する気配はない。
だけどもしかしたらテスラなら、これまでとちがう概念を提供してくれるかも。室外機をなくすことはできなくても、あぁこれならいいよね、と納得できる商品を開発してくれそうな予感がしている。それこそが創造的破壊だろう。
最初にも書いたとおり、創造的破壊はどんな分野にも必要だと思う。イーロン・マスクのような人が増えてくれば、世界は前向きな変化を経験できるはず。そのためには、ボクたちが頭を柔軟にしておく必要があるよね。
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