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高羽そらさんインタビュー

痛みやしんどさの数値化

家族が頭痛、あるいは身体のだるさ訴えたとき、それがどの程度なのかを知ることはできない。痛みや辛さの感覚は人によってちがう。もし家族の苦痛をそのまま自分に移行できたらいいけれど、そんなことは無理。

 

もし他人の苦痛を自分の感覚で感じることができれば、相手に対して適切なアドバイスが可能になる。これは医者の立場でも同じだろう。

 

でもこれが動物だったらもっとやっかい。痛いとかしんどいとか言葉で説明してくれない。もし我慢強い犬や猫なら、飼い主は何も知らないまま過ごしてしまうだろう。人間でさえ他人の苦痛を絶対的な指標で示せないのに、ペットだとさらに難しい。

 

もし本人、あるいは本猫や本犬が感じている苦痛を指標化できるとしたら、治療をするうえで大いに役立つはず。もしかしたら将来的にはそんなことが可能になるかもしれない。

 

個人の頭の中にだけ聞こえる「耳鳴り」を客観的に測定する方法が科学者によって開発される

 

耳鳴りで苦しんでいる人は多い。ボクも我慢できないほどじゃないけれど、たまに強い耳鳴りを起こすことがある。でもそれがどの程度の感覚なのかを、他人に伝えることは難しい。どれだけ文章や言葉を駆使しても、せいぜい雰囲気を伝えるのが精一杯だろう。

 

ところが医学の進歩はすごい。リンク先記事のタイトルにあるように、個人が体験している耳鳴りを客観的に測定する方法が開発されたとのこと。機能的近赤外分光法(fNIRS)というものを使うことでそれが可能となった。

 

このfNIRSは脳の血流を測定できるので、耳鳴りが起きているさいに脳の血流状態を観察できる。この技術によって、耳鳴りの治療法も見つかりつつあるそう。

 

そしてもっとも大きいのは、個人が感じている耳鳴りの重症度を明確に数値化できるようになった。感じ方に個人差はあるだろうけれど、一般的にどの程度の苦痛なのかを医師が判断できる。これは画期的なことだと思う。

 

これはあくまでも耳鳴りだけのこと。だけど研究が進めば、他の症状についても客観的な数値化が可能になるのでは? だって痛みや苦痛は脳で知覚しているわけだから、症状に対する脳のリアクションを分析すれば成功しそうな気がする。

 

どれほど先かわからないけれど、人間やペットが感じている苦痛を指標化できる時代がくるかもしれない。そうすれば病人に対する接し方も大きく変わってくるように思う。動物の苦痛に対しても、人間の勝手な判断を排除することができる。1日でも早くそんなことが可能になればいいなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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