高羽そらさんインタビュー

命を預かる責任の重さ

今月になって命の重さを考えることが増えた。特に我が家には14歳5ヶ月になる老猫がいるので、彼の姿を見ながら様々なことを感じている。

 

保健所送りになる寸前だった子猫のミューナを引き取りに行くとき、初めて彼と会ったときのことをしっかり覚えておこう。妻とそう言い合った。

 

だから14年経ったいまでも、二人そろってそのときのことをハッキリと記憶している。なぜならそれは命を預かる責任の重さを自覚するため。一度でも抱き上げて家族にすることを決めたとたん、その子の命にたいして責任がある。だから預かった命が天寿をまっとうするまで、最善を尽くすことが求められる。

 

だから日々ミューナと過ごしつつ、その責任の重さをひしひしと感じている。彼にとってボクたち夫婦と過ごす時間が常に安全で幸せなものでなければいけない。そのために全力を尽くすべき。動物を飼うには、それほどの強い決意が必要だということ。

 

もちろん命を預かる責任の重さは、猫や犬に限ったことじゃない。同じ命という観点からすれば人間の場合もまったく同じ。ある記事を読んで、改めてそのことを感じた。

 

 
特別養子縁組をサポートするNPO法人の活動を紹介した記事。不妊で悩んでいる人は多い。医学の進歩によって改善されていはいるけれど、最終的には代理母のようなシステムを利用する夫婦もいる。そこまでしても子供と出会えない場合、養子縁組を選択する人もあるだろう。
 
だけどこの記事を読んでいると、自分たちの子供を作るということと同じだけの覚悟が必要だとわかった。なぜなら養子縁組を望む夫婦は、対象となる子供を選ぶことができないから。記事から抜粋してみよう。
 

「ご存じない方が多いのですが、特別養子縁組で子供を授かる養親は、子供を託す女性から産まれてきた子供を“我が子”だと、“全てを受け入れる”のです。たとえがよくないかもしれませんが、ペットショップのように容姿や好みで選べません。ご自身で産んだかどうかに関わらず、“授かった”と育てていくのです。ですから、性別、国籍も選べません。

 

もしかしたら、生まれた子に先天的な障害があるかもしれません。実際にダウン症などのお子さんの特別養子縁組のケースも何例もあります。新生児ではなく、月齢児である場合もあります。差別や偏見なく、ご自身の子どもとして大切に愛情をもって育てられるご夫婦こそが、血のつながりを超えて本当の“家族”になれるのです」

 

この言葉だけで命を預かる責任の重さを感じられるはず。子供がいないから養子縁組しよう、という安易な発想では覚悟が足りないということ。自分と血縁のない子供に対して、本当の子供と同じような愛情を注げる人たちでないと無理だと思う。

 

養子縁組を迎える夫婦の条件として、『婚姻歴が3年以上で、夫婦仲よく、心身共に健康であり、寛容である夫婦……そして、夫婦のどちらかが一定期間(最低2年)は、育児に専念できること。そのうえで、夫婦一緒に「予備軍研修会」「特別養子縁組説明会」、複数の研修、家庭訪問を受けて、子供を迎え入れる』とのこと。

 

そのうえこのNPOでは、子供の成長に応じて養子である事実を伝えるのが原則になっている。他人から事実を聞かされるより、共に暮らしている養い親から事実を知らされるべきだという考え方。だからある年齢になれば、自分のことを本当の親だと思っている子供に事実を伝えなければいけない。

 

だけど命を預かる責任とは、こういうことだろう。そしてこの責任の重さは、普通の状況で親になる人にも自覚して欲しいと思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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