かつてない深刻な年末
来週になるともう12月。波乱の2020年が最後の月を迎えようとしている。
我が家も11月はかつてない大変な出来事が起きたけれど、ようやく小康状態になってきた。不安を抱えつつも、昨年と同じような年末年始を迎えられると信じている。
ただ世間の情勢は深刻。新型コロナウイルスは春の感染者数を超えて拡散している。予想されたことだとはいえ、かつてない深刻な年末を迎えるのは確実だろう。
感染者の増加も気になるけれど、ボクとしてはこちらの記事のほうが心配。
女性の「自死」が急増中…そのあまりにも「やりきれない」理由とは?
少し前のブログでも触れたけれど、夏以降になって自殺者の数が増加している。4月、5月は前年比で減少していたのに、7月から増加へと転じた。8月は17.8%増、9月は10.0%増という数字を見せ、最新の10月では前年比39.9%と大幅に増加している。
特に多いのが女性の自殺。8月の42.2%増というだけでも驚きなのに、10月では82.6%増という想像を絶する数字が出ている。もっとも多いのが40代の女性で、厚生労働省はこのことについて以下のように述べている。
「新型コロナウイルスの影響が長期化する中、仕事やDV=ドメスティック・バイオレンス、育児や介護の悩みなどが深刻化していることが背景にある可能性がある。また芸能人の自殺を伝える報道の影響を受けているおそれもある」
いかにもお役所らしいコメント。たしかにこれらの理由も考えられるけれど、これほど自殺者が増えているのは『経済崩壊』が理由だと思う。特にパート等の非正規雇用者数が今年の夏になって大幅に減少している。つまり仕事を失ったパート女性が多いということ。
政府が徹底してGo Toにこだわったのは、この『経済崩壊」を防ぐためだろう。コロナ感染による死者数を自殺者数が上回る可能性があるから。その効果で夏から秋にかけてようやく経済が動き出したのに、冬になって再び感染が拡大してしまった。
すでに東京や大阪の医療は逼迫している。このままだと『経済崩壊』と「医療崩壊』のダブルパンチに見舞われる可能性が出てきた。どちらかを防ごうとすれば、もう一方は確実に悪化する。かといって手をこまねいているあいだに、どちらも末期症状を迎えてしまうかもしれない。
ここ数週間が正念場だと思う。政治的判断がどのようになるかわからない。だけどボクたちができることは決まっている。
的確な感染予防対策を取ること。マスク装着や手洗いだけでなく、不必要な会食等を避けること。そしたておかつ、できる範囲で経済の活性化に協力していくべきだと思う。旅行や外食を減らしたって、お金を適切に使うことはできる。そうしてこの年末年始をどうにか切り抜けていくしかないよね。
ブログの更新はFacebookページとTwitterで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。