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高羽そらさんインタビュー

薬の副作用を悪用した犯罪

薬の専門家たちが口をそろえて、薬というのは基本的に『毒』だと語る。病気の治療や症状をやわらげるために開発されているけれど、『毒』として作用する場合もある。それが薬の副作用と呼ばれているもの。

 

慢性腎不全となったミューナは、朝と夜に薬を飲ませている。もちろん元気になって欲しいから飲ませているんだけれど、当初は副作用も心配していた。幸いにも彼の場合は薬が身体に合っているようで、投薬してから食欲旺盛だし元気に走り回っている。強いて言えば、ちょっと便秘気味な程度。

 

ボクの場合は鼻炎の薬をよく飲むことがある。とてもよく効く薬なんだけれど、問題は強烈な眠気。これも薬としての副作用で、とてもじゃないけれどその薬を飲んで自動車のハンドルを握るのは無理。

 

そんな薬の副作用を悪用した犯罪映画を観た。

 

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2021年 映画#4

『サイド・エフェクト』という2013年のアメリカ映画。この写真の中央にいるジュード・ロウとルーニー・マーラの二人の俳優見たさにチョイスした作品。その予想どおり二人の演技は最高で、特にこの映画のルーニー・マーラはいままでの彼女の作品でもトップクラスの演技だと思う。こんな演技を見せられると、彼女の出演作をすべて観たいと本気で思ってしまう。

 

ルーニー・マーラ演じるエミリーは、過去にうつ病の経験がある。インサイダー取引で刑務所に収監されていた夫が出所した直後、エミリーは再び自殺未遂を起こす。そのとき病院で治療を担当したのが、ジュード・ロウ演じるバンクスという精神科医。

 

バンクスの勧めで様々な抗うつ剤を試すけれど、彼女の身体に合わない。そこでまだ承認されたばかりの新薬を試すことになった。すると一気にうつの症状が消え、彼女の生活に活力が戻った。ところが唯一の副作用が夢遊病だった。

 

そしてついに事件が起きる。薬を飲んで夢遊病となったエミリーが、夫を殺してしまう。バンクスはそれが薬の副作用であることを知り、彼女の無実を証明しようと奔走する。だがそれは同時に、担当医としての自分の首を絞めることでもあった。

 

やがてバンクスはあることに気がつく。エミリーは夫を殺すために夢遊病のフリをしていたのでは? いやそもそもうつ病ということさえ、疑わしいと思うようになった。そして調査を進めていくなかで、衝撃的な事実を知ることになるという物語。

 

最初にも書いたとおり、ルーニー・マーラの演技がすごい。ネタバレすると面白くないので書かないけれど、ミステリーとしてもかなり良質な作品だと思う。むしろサイコスリラーに近いかも。エミリーの元担当医を演じたキャサリン・ゼタ=ジョーンズの演技も見もの。

 

途中まではどうなるかとヤキモキするけれど、ラストでは溜飲が下りてスッキリする。最初から最後まで見応えのある作品なので、オススメだよ〜〜!

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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