胸に響く言葉は心のワクチン
読書の最大の効用は、ある意味ワクチンとよく似ている。ジャンルにこだわらず多くの本を読むことで、特定の言葉や単語が胸に響く。
それは心地いいものだけでなく、いまの自分にとって辛い場合もある。だけどそうして蓄積した言葉が免疫効果を発揮して、人生における苦難が訪れたときに重症化することを防げる。
それは物語の登場人物が発したセリフかもしれないし、エッセイで描かれた著者の経験談かもしれない。顕在意識の記憶から消えそうになっていることでも、非常事態が起きたときには、潜在意識からそれらの言葉がピックアップされる。まさに免疫作用と同じ。
昨日たまたま見かけたネットの記事に、胸に響く言葉が紹介されていた。ボクにとって、そしてこのブログを読んだ人の心のワクチンとなるよう、今朝のブログで紹介しておこうと思う。
大富豪バフェットが若者に贈るアドバイス…「読書に勝るものなし」「愛がなければ、お金などは空虚なもの」
大富豪として知られているウォーレン・バフェット氏が、母校の大学で卒業生に向けた対談内容をまとめた記事。昨年の12月に行われたもの。大富豪だからといって成功者だとは限らない。だけどいまの世界で結果を残している人物の言葉に耳を傾けるのは、決して無駄じゃないと思う。
リンク先の記事で紹介されていた言葉で、ボクの胸に響いたものを抜粋する。
「今年の卒業生にはこれを伝えたい。私は彼らと入れ替わりたいと思っている。彼らは不確実な世界に飛び出していかねばならないと感じているだろうが、これほど面白い時期はないのだから」
「仮に働く必要がないとしたら、どんな仕事をしたいか。自分が尊敬する会社や尊敬する人のために働くこと以外の何かに満足してはいけない。それは、お金がもらえなくても、毎朝ベッドから喜んで飛び起きてしまうような仕事のことだ」
「コミュニケーション能力を身につけよう。文章が上手に書けるようになり、上手に語れるようになって、たくさんのことを知ろう。朝には知らなかったことをたくさん知って毎日が終わるなんて、とてもすてきなことではないか」
「読書に勝るものはない。探究心を持ちたいものだ。『もし、歴史上の人物を含めて誰か一人とランチをするとしたら、誰を選ぶか』と聞かれることがある。実は、本を読むことで歴史上のすべての偉大な人物と昼食をともにすることができる」
.「あなたが人生の中で関わってきた、あなたの子ども、あなたの配偶者、あなたの同僚、65歳または70歳の人々があなたを愛しているのなら、あなたは成功者だ。それは成功以外の何物でもない。とても才能があり、お金持ちで、高い名声を持つ人をたくさん見てきたが、愛がなければ、それらはとても空虚なものだ」
ボクの心に響いたのはこれらの言葉。昨年の8月で90歳になったバフェット氏だから言えることだと思う。朝からこんな文章を読むと、テンションが上がるよなぁ。
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