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高羽そらさんインタビュー

凡庸では失業する時代かも

ここ数日は昨年に書いた短編を改稿していて、いろいろと世相を感じることがある。主人公の男性はコミュ障で、工場でひたすら単純作業をくり返すような仕事に就きたい。だけどAIロボットが単純労働を奪い取っていることで、仕方なくある仕事をイヤイヤながら続けている。

 

近未来を想定した物語だけれど、現在でも同じような状況になりつつあるかもしれない。AIの進出だけでなく、新型コロナウイルスによる経済への打撃によって、凡庸なパフォーマンスしか発揮できない人は淘汰されていくかもしれない。

 

「仕事ができない人「を全員クビにしたNetflixで起きた、驚きの結果

 

リンク先の記事は未来の話ではなく、過去に起きたこと。いまでこそ飛ぶ鳥を落とす勢いのNetflixも、スタート時点では経営危機に苦しんだことがあった。そこで経営陣が決断したのは大量解雇。

 

資金繰りに苦しんだNetflixは、優秀な80人の社員だけを残して3割の人員を解雇した。人手不足で業務が正常に回らないことを覚悟のうえ。ところがその結果、予想しないことが起きた。記事から抜粋してみよう。

 

『CEOのリード・ヘイスティングスは「誰かの不手際をフォローするための雑務が必要なくなった」と説明しているが、つまり、人数が減った後の方が仕事の質が高まり、業務のスピードも上がったのである。

 

身もふたもない言い方だが、レベルの高い人同士でないと成立しない信頼感や協力関係というのは確かに存在する。優秀な人の少数精鋭になったネットフリックスは、一部の「できない人」に足を引っ張られることなく、卓越した人材同士が信頼し合い、能力を余すところなく発揮できる場になっていたのである』

 

その結果、動画のサブスクリプションとして世界でトップを走る企業になった。これはNetflix限定のことではなく、これからの世界中の企業が検討していく未来となるかもしれない。

 

いまでもこの精神は続いていて、Netflixには「仕事のできない人」は居場所がないそう。この会社で働けるのは「卓越した人」のみとなっている。以前なら社員証をつけることができた『凡庸な人』でさえ、この会社で働くことができない。厳しいよねぇ。

 

おそらく世界的な傾向として、生き残る企業はこうした方針を選択するしかないと思う。つまり大量の失業者が発生する可能性がある。これからの各国政府は、仕事を失った人たちにどういった施策を打ち出すかを問われるだろう。

 

新たな雇用を創出するのか、はたまたベーシックインカムを導入するのか。「卓越した人」以外の国民の生活をどう守っていくかを、これからの政治家は真剣に考える必要があるのかもしれないなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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