「アップルカー」が来たね!
世界各国でガソリン車の排除が進む傾向にあり、EV(電気自動車)の開発が注目されている。アメリカのテスラを筆頭に、既存メーカーもEV車への比重を高めようとしている。
完全自動運転車を想定した場合、条件としてEV車が標準となってくるからだろう。そして以前から噂されていたけれど、ようやくあの企業がEV車の生産を始めるらしい。
その企業とはApple。まだ正式に表明したわけではないけれど、昨年末にロイター通信や台湾メディアがAppleの自動車製造について報道しているそう。それに伴ってセンサー関連の株が上昇していて、株式市場はAppleの参入を事実として受け止めている。
もしAppleが自動車を製造すれば、おそらくハイテクの塊のような車になるだろうと見られている。ちょっとワクワクするよね。おそらくiPhone等とも連動するだろうから、関連機器の売上増も見込める。
もし本格的に生産が決定すれば、iPhoneと同等の生産ラインが組まれると予想されている。つまり設計はAppleで行い、製造に関しては台湾等の外国企業に外注するというパターン。
リンク先の記事によると、カナダの部品メーカーが有力候補らしい。だけどiPhoneの製造を請け負っている台湾の鴻海も意欲を見せているそう。今朝のニュースでも、韓国の現代自動車がAppleとの提携を本気で検討しているとのこと。
これは日本の自動車メーカーにとっては脅威だと思う。ガソリン車の優位性はエンジンの生産にある。ガソリンを燃焼させて動力にするエンジンを製造するためには、独自の生産ラインが欠かせない。それは既存の自動車メーカーにとってのアドバンテージだった。
だけどEV車になればエンジンはいらない。モーターで動くわけだから他企業の参入が容易になる。アメリカのテスラがそのいい例。だから既存の自動車メーカーや下請け企業は、これから一気に仕事を失っていく可能性があるということ。
AppleどころかGoogleだって自動車を作ろうとしている。数年もしたら世界中の自動車業界の構図が大きく変化しているかも。既存の自動車メーカーが生き残るためにはApple等の下請けとして特化するか、それらに負けない自動車を開発するしかない。
日本のトヨタのような大企業でも、気がついたら手遅れになっているような事態になりかねない。もちろん世界に知られているメーカーだから、対応策を着実に進めていることだろうと思う。ただAppleやGoogleはやる事がえげつないからなぁ〜www
消費者としては楽しみだけれど、自動車メーカーはこれから戦国時代を迎えそうだね。
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