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高羽そらさんインタビュー

35年前に観たかったなぁ

ボクがあまり好んで観ないのが香港映画。小学生のころはブルース・リーの大ファンで、どれだけ映画館に通ったことか。全作品を観ている。だけど彼が不慮の死をとげてから興味が薄れ、ジャッキー・チェーンの作品は何度か観たけれど馴染めない。やっぱりカンフーはブルース・リーだという気持ちがあったからだろう。

 

それゆえ香港映画ということで避けていたので、ある有名な作品をずっと観ていなかった。ハリウッドでも活躍しているジョン・ウー監督が世界に名を知られるきっかけとなった作品。いつまでも食わず嫌いはどうかと思い、公開から35年経って初めて観た。

 

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2021年 映画#15

『男たちの挽歌』という1986年の香港映画。いわゆる香港ルノワールというハードボイルドブームの先駆けとなった作品。

 

ボクが観たことあるジョン・ウー監督の作品は、『ブロークン・アロー』、『フェイス/オフ』、『ミッション・インポッシブル2』、『ペイチェック 消された記憶』、『レッド・クリフPart1』、「レッド・クリフPart2』というところ。

 

つまりアクション作品が多く、スローモーションを多用した演出で知られている。『マトリックス』もジョン・ウー監督の手法を意識したそう。この作品でも派手なアクションが多く、ラスト近くのクライマックスではスローモーションが使われていた。好きだよねぇwww

 

香港マフィアの幹部であるホーとマークの友情、そしてホーと弟のキットの兄弟愛がテーマの作品。大学を卒業して警察官になったキットのため、ホーは台湾での仕事を最後に足を洗おうと決意する。ところが裏切り者にはめられてしまい、刑務所行きとなる。

 

そのことが原因で父親を殺されたキットは兄のホーを許せない。ましてやマフィアの幹部だったということに反発している。出所してタクシー運転手となったホーに対しても、冷たい態度を取るだけだった。

 

ところが組織は出所したホーを放っておかない。彼を再び暗黒世界に引き入れようとする。親友のマーク、そして弟のキットを巻き込みながら、ホーが組織との決着をつけるという物語。ストーリーの基本構成としてはよくできているので、ヒットしたのはうなずける。

 

ただし、ジョン・ウー監督だとは思えない演出レベルだった。俳優たちはオーバーアクションだし、ツッコミどころは多々あるし、ガンアクションはショボすぎる。おそらく35年前に観たとしたら、それなりに興奮したんだろうと思う。

 

でも現代のアクション映画を見慣れた人たちには、感覚が古すぎてどうにもついていけない気分になってしまうだろう。公開当時に観るべきだったなぁ。

 

ただキャラ設定はとてもいい。ホー役のティ・ロンは味があったし、この作品でブレイクしたマーク役のチョウ・ユンファはマジでカッコ良かった。続編があるそうなので、機会があれば観ようと思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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