ヘヴィメタルは健康にいいらしい
ボクのストレス解消に欠かせないのが音楽。イライラやモヤモヤが溜まってくると、音楽を聴くことで昇華させている。
なかでも『怒り』や『不満』に最適なのがヘヴィメタル。例えば投稿した小説が落選したような場合。ショックを通り越して強烈な『怒り』が湧き出しくることがある。そんなとき、ボクは意識的にヘヴィメタルの曲を選ぶ。
これは10代のころからのやり方で、そのポジティブな効果を実感している。だけど音楽というのは好みに影響される。だからロック好きのボクだけのストレス解消法だと思っていた。ところがそうでもないらしい。
ヘヴィメタルを聴くことは血圧を下げ、ストレスを軽減するのに役立つ 最新研究結果
なかなかユニークな研究。18歳から65歳までの1540人を対象に精神ストレステストを実施した。参加者には様々なジャンルの音楽を聴いてもらい、それぞれの音楽に反応した心拍数や血圧を測定している。
これなら年齢も幅があるし、音楽ジャンルも偏っていない。だから音楽の好みのちがいによる影響を受けにくい結果となっている。
もっともいい結果が出たのは80年代のポップスをミックスしたプレイリストだった。参加者の96%の血圧を下げ、36%の心拍数を下げた。
その次がなんとヘヴィメタル。どちかといえば血圧が上がりそうだけれど、参加者の89%の血圧を下げ、18%の心拍数を下げたとのこと。この結果は、ボクの個人的な感覚と一致する。
ちなみに最悪だったのはテクノ。参加者の78%が血圧を上昇させた。これもボクの感覚と一致するwww
さてなにゆえヘヴィメタルを聴くと気持ちが落ち着くのか。音楽なので、もちろん好みのちがいは影響する。クラシックが好きな人にとっては、レッドツェッペリンを聴くより、バッハの曲を聴くほうが落ち着くだろう。だけどリンク先の記事の研究によると、好みの差を超えた影響が認められている。
この現象に関して、ボクなりに出ている結論がある。それは共鳴反応。
ロック、特にヘヴィメタルの曲には、理不尽な社会や思うようにいかない人生に対する『怒り』が込められている。だからヘヴィメタルを聴くことで、自分の心に巣食っている『怒り」が共鳴するんだと思う。そして曲の進行に伴って、激しいリズムとシャウトするヴォーカルが、リスナーの心にある『怒り』を引き寄せる。
そして音楽のパワーによって、そんな『怒り』が体内から体外へと排出されるような気がする。つまり毒をもって毒を制すという、デトックス効果があると考えている。ボクがヘヴィメタルに感じている感覚は、この説明がもっとも腑に落ちる。
ということで百聞は一見に如かず。いまのボクがもっともスッキリするロックを紹介しよう。
今月になってフー・ファイターズがリリースしたニューアルバム。『Medicine At Midnight』というタイトル。オジサンのバンドだけれど、本当に気持ちのいいロックを聴かせてくれる。もしストレスが溜まっているなぁと感じている人は、このアルバムを大音量で聴くとスッキリするよ〜〜!
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