アンダーワールドに雪解けが
今日の神戸はようやく10度を超えた気温で、歩いているとまだ肌寒い。それでも春は着実に近づいている。
今日の外出中に見つけたアーモンドの花。来週には関西の緊急事態宣言は解除されそう。桜の開花宣言の予想も出てきた。今年は例年より早いらしい。以前のようにお花見は行けないだろうけれど、歩いて行ける範囲で桜を楽しみたいと思っている。
そして続けて読んでいるシリーズの本でも、アンダーワールドの住人たちに雪解けが訪れた。争っていた吸血鬼と人狼がついに手を結んだ。
2021年 読書#17
『トワイライト9 黄昏は魔物の時間』ステファニー・メイヤー著という本。全部で13部ある『トワイライト』シリーズの第9弾を読了した。
この13部の小説は全部で4つの部分に分かれている。
第1期 Twilight
第2期 New moon
第3期 Eclipse
第4期 Breaking dawn
第1期から3冊ずつ出版されているので、この第9弾で第3期が終了。残りの4冊が第4期になる。
今回の作品は第3期の締めらしく、いちおうハッピーエンドで終わっている。といってもかなりヤバい状況で、読んでいる途中はついページをくる手が先へ先へと進んだ。続きが気になって仕方なかったから。
これは吸血鬼のエドワードと人間のベラのラブストーリー。ここまでの前提として、エドワードと永遠の時間を生きたいと願うベラは、吸血鬼になることを決意していた。ただ気になる存在はジェイコブという人狼の男性。
ベラがエドワードを愛しているのは紛れもない事実。だけどジェイコブのことも親友だと思っていた。だけどそれはベラの思い込み。本当はジェイコブのことも愛していることが明らかになってくる。だから話がややこしくなる。
ジェイコブが諦めないものだから、ベラの心は揺れ動く。ベラの命を狙っているヴィクトリアという女吸血鬼がいる。前回ではヴィクトリアの放った罠によって、吸血鬼の集団がベラたちの住む街に近づいていた。
今回はその吸血鬼たちと戦うことになる。そこでベラを守るため、エドワードとジェイコブは協力することを決める。天敵だった吸血鬼と人狼が手を組むことで、二人が愛するベラを守ろうと決めた。そのために仲間たちもその戦いに協力する。
自分のせいでエドワーとジェイコブに危険が及ぶ。そのことでベラは動揺して、自分が誰を愛しているのか混乱してきた。この第9弾ではベラはジェイコブにも恋していることに気付かされる。だけどそれを超える愛が、エドワードに向けられていたことも改めて知る。マジで面倒くさい女性だよねぇwww
結果としてベラの命を狙っていたヴィクトリアはエドワードが仕留める。そして襲いかかかってきた吸血鬼の集団も、エドワード一家と人狼たちのタッグによって全滅した。それまでいがみ合っていた吸血鬼と人狼に相互理解が生まれた瞬間だった。
そしてわかりきっているけれど、ベラの愛を射止めたのはエドワード。彼女が幸せなら、ベラがジェイコブのものになってもいいとさえ彼は言い切った。その愛の深さにはジェイコブも勝てなかった。
もし平常時ならベラはジェイコブと共に人生を歩んだだろう。だけど吸血鬼のエドワードと出会ってしまったことで、彼なしでは生きていけない自分になっていることに気づく。ということでベラとエドワードは婚約して、結婚式を挙げることが決まる。
ここからが次回の物語。結婚するということは、ベラが吸血鬼になるということ。それは彼女の父や母との別れでもある。だけど吸血鬼になることを拒否すれば、エドワード一家がイタリアの吸血鬼たちとの死闘を覚悟しなくては行けない。それが掟だった。だからベラは、自分の望み通り吸血鬼になるしかない。
さてベラはどうなるのか? いよいよこのシリーズも最終段階に突入する。続きを読むのが楽しみで待ち遠しい。
ブログの更新はFacebookページとTwitterで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。