コロナワクチンにこんな問題が
今週になってようやく高齢者のコロナワクチン接種が始まった。すでに50歳以上のほぼ全員が1回目の接種を終えているイギリスでは、飲食店等の商業活動を正常に戻すことが決められている。うらやましい限り。日本は何かにつけて後進国になってしまったなぁ。
いまだにワクチンに関して不安をあおるような投稿がネットで見られる。でもワクチンの効果が明らかになりつつあることで、いずれ沈静化するだろう。いまのところボクが理解しているワクチンの効果は以下のようなもの。
・感染したときの重症化を防ぐだけでなく、感染そのものを防ぐ効果がある。
・接種後、ほぼ半年は十分な効果が認められている。
・ファイザーのワクチンに関しては、変異株にも効果がある。
・医療従事者に接種によって、日本人の副反応は想定内だったという結果。
つまりワクチン排斥派が不安をあおっているようなことは、いまのところ影も形もないということ。まぁ、陰謀論者は政府が事実を隠蔽していると言うだろけれどねwww
ただワクチン接種に関して、こんな問題があることを初めて知った。
申請しないとコロナワクチンが受けられない…。そんな人が3千人もいる
ワクチンというのは、その国で暮らしている人のすべてを対象にしないと効果がない。少なくとも接種したいと望む人に関しては、無料で対応することがパンデミックを終わらせるためには必要となる。
ところが日本には難民申請をして許可されず、仮放免という状況で暮らしている外国人の人たちがいるそう。ミャンマーで迫害を受けているロヒンギャの人たちや、トルコから難民となったクルド人の人たち。日本政府は基本的にこれらの人たちの難民申請を受理していない。
仮放免の人たちは、とりあえず入管の施設から放免されているけれど、特定の県から出てはいけないという措置を受けている。だけど住民登録がされていないので、ワクチンの接種券が配布されない。
厚生労働省は仮放免の人たちに対しても無料でワクチンを接種するよう自治体に通達を出している。ところが入管は仮放免の人たちに住所を把握しているにもかかわらず、その情報を自治体に提出する義務はないとしている。
つまり仮放免の人がワクチンを接種しようと思えば、自ら住所地の自治体に申請しないといけない。これはかなりハードルの高い状況だと言わざるを得ない。ただでさえ仮放免という立場の人が、わざわざ役所に出向くなんてことをするだろうか?
さらに日本で暮らす外国人のなかには、オーバーステイの人たちもいる。厚生労働省はケースバイケースと答えていて、接種を認めつつも状況によっては国外退去処分の対象になることを匂わせている。
アメリカでは不法滞在者であってもワクチンの無料接種を実施している。そうしないと意味がないから。ボクもリンク先の記事を読むまでこれらの事実を知らなかったけれど、日本の入管対策の問題点がワクチンによって浮き彫りになった感がある。とにかく接種を望むすべての人に、無事にワクチンが行き渡りますように。
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