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高羽そらさんインタビュー

技術進化は武器に依存

いい古されたことなんだけれど、人間の技術進化は武器開発に依存している。まずは戦うことが優先であって、そこから研究が始まる。料理に欠かせない包丁だって、敵を倒すための剣の開発があってこそ。

 

これは最新の技術にも同じことがいえる。インターネットやAIだってそうだし、自動運転車に欠かせないセンサーだって軍事利用の技術が転用されている。これは人類の宿命みたいなものでどうしようもない。

 

もっともわかりやすいのがドローンかもしれない。ドローンは誰が見ても軍事利用のために開発されたのがわかる。無人で遠隔操作できるドローンは、近代戦の爆撃に欠かせない存在となっている。一般の人たちには隠されているだろうけれど、ドローンがこれまで多くの施設を破壊し、大勢の命を奪っているのが現実。

 

兵器として開発されたドローンだけれど、もちろん人の命を救うための研究も進んでいる。

 

Vol.47 助けを呼ぶ声に反応するドローン、訓練中[小林啓倫のドローン最前線]

 

ドローンの平和利用に関しては、さまざまな試みが進行している。ドローンを使った観測や、無人の配達等も実用化されている。先日熱海で起きた土砂崩れにおいても、現場の状況を検証するためにドローンによる撮影が活用された。

 

そしてドイツではドローンを人命救助に使う研究が進んでいる。地震や土砂崩れ、あるいはアメリカで起きたビル倒壊のような事故が起きたとき、生存者を少しでも早く見つけることが最優先される。一般的には72時間が生存者を救出できる基準だといわれている。

 

リンク先の記事にあるドイツの研究は、「助けて!」という声に反応してドローンが生存者を見つけるというもの。災害時には助けを求める声以外にも様々な音が混在する。現場において救助の障害となる音声を対象から外し、人命救助に関わる音だけを聞き分けるようAIにプログラムされているそう。

 

このドローンのAIはまだ学習中で、助けを求める人間の声以外の音に関しても反応するよう意図されている。災害時には声を出せない人もいるはず。だから壁を叩く音や、手を叩く音、何かを蹴るといような音等、「人が助けを呼ぶパターン」も学習している。

 

かなりの精度で音の聞き分けが進んでいるようで、近いうちに実用化される見込みらしい。これは地震や台風の被害が多い日本でこそ研究すべき技術だと思う。このドローンが少しでも早く現場で活躍できるよう、日本政府として支援してもいいような気がする。

 

最初に書いたように技術進化は武器開発に依存している。だけど他者を攻撃するための技術を、平和利用や人命救助の積極利用していくことができるのも人間が有する優れた資質だと思う。要するにバランス感覚を失わないことが大切なんだろうね。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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