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高羽そらさんインタビュー

笑えるデマ、笑えないデマ

ネット社会にはびこっているデマ。結論からいえばデマに翻弄されないよう自衛するしかなく、デマから逃れるのは無理だというのが現実。

 

あまりに荒唐無稽で笑えるようなデマならまだしも、問題となるのは結果として人間の命を脅かすことになる悪質なデマ。新型コロナウイルスのワクチン関して、後者のような悪質なデマの拡散が問題視されている。

 

バイデン氏、ワクチン誤情報が「人命奪っている」

 

リンク先の記事は16日に表明されたアメリカのバイデン大統領の言葉を取り扱ったもの。アメリカの保健当局の正式な発表によると、現在アメリカ国内で急増している新型コロナによる感染者や死者のほとんどが、ワクチンを接種していない人だというもの。

 

この件に関してボクは詳細なデータが掲載されている別のソースを確認したけれど、公式データが捏造されているのでなければ、保健当局の発表はほぼ事実どおりだと考えるしかない。それゆえ国民の命を守るため、バイデン大統領はワクチンに関する誤情報に警告を発したのだと思う。

 

それを受けてホワイトハウスは、Facebookにそうした誤情報の扱いに対処するよう求めている。日本に負けず劣らず、アメリカでも反ワクチン派の人が一定数いる。悪質なデマを発しているのはわずか12人ほどだと判明しているけれど、大勢がその情報を拡散するので歯止めが効かない状態なんだろう。

 

もちろんデマのなかには、ワクチン推進派によるものもあるだろう。基本的にワクチン接種は任意であり、特定の職業についている人以外は強制されるものではない。それゆえワクチンを接種しない人を非難したり差別することはまちがっている。

 

ただ現状において新型コロナのパンデミックを抑えるには、ワクチンによる集団免疫を獲得するしかない。それゆえアメリカだけでなく、日本の医師も懸命になってワクチン接種を進めているし、明らかなデマを排除しようと具体的なデータを提示している。

 

ワクチンを接種したら携帯の5Gに接続するなんて、笑い飛ばしてしまえばいいデマ。本気でそう思っている人はほとんどいないだろう。だけど笑えないデマというのは巧妙に配信されている。

 

コロナウイルスのワクチンを接種した人は1年以内に全員死ぬ、というデマを見たことがある。これは5G接続のように笑えない。根拠が提示されずに『陰謀論』として発信されているので、本気で怖がっている人が大勢いるはず。

 

あるいはワクチンパスポートは罠であって、最終的にはワクチンを接種した人は海外渡航が禁止される、という情報を流している人もいた。これもある種の陰謀論が背景にあって、なんとかしてコロナ禍から抜け出そうと必死に戦っている人をバカにしているようにしか思えない。

 

こうしたデマこそ、バイデン大統領が危惧している「人命を奪う」というものだろう。なぜこんな悪質なデマが流布されるのだろう? そのヒントなるような記事を見つけた

 

【コラム】コロナワクチン拒否、共和党に目立つ理由-バーンスタイン

 

リンク先の記事を要約すると、反ワクチン情報はイデオロギーの対立に利用されているいうこと。アメリカにおいては現政権の民主党を陥れるため、共和党の人に反ワクチンをあおっている人が多いそう。もしトランプ大統領が当選していたら、民主党が反ワクチン派となったかもしれない。

 

日本でもこの傾向は当てはまる。ワクチン接種を進めている与党に対して、野党サイドで半ワクチン活動をしている人を見かける。野党は反対するのが『習性』だから、ワクチンに関してもそうなるんだろう。

 

最前線でコロナと戦っている医師にも反ワクチンのデマを流している人がいる。ガン等に関する最前線の医療を否定している医師で、民間療法を勧めてきたような医師が半ワクチンに関する情報を発信しているケースが指摘されていた。発信者が医師だけに一般の人を惑わせてしまう。これまた医学会の対立構造がそのままワクチンに反映しているのだろう。

 

一般の人でも通常の科学を容認している人はワクチンを接種している。だけどいわゆるスピリチュアル系を自称する人にワクチンの『陰謀論』を擁護している人が目立つ。ここにも相反するイデオロギーがワクチンを通じて半目しているような気がする。

 

この対立構造は根強いので、どうしようもない部分があるように思う。だけどボクとしては、そうしたものに巻き込まれたくない。ワクチン推進であろうと、反ワクチンであろうと、少なくとも笑えないデマを拡散することに手を貸さないようにしたい。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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