『エイリアン』より恐ろしい
宇宙人の侵略といえば、これまで映画や小説で多くの作品が世に出ている。最近の小説でベストセラーとなっているのは中国人の作家が書いた『三体』という作品。3部作となっていて、今年になってようやく第3部が邦訳された。
今日、図書館で『三体』完結編となる第3部の上下巻を借りてきた。今夜から読むのが楽しみで仕方ない。『三体』の宇宙人は宇宙船を有しているので、人型の知性体をイメージする。映画でいえば『インディペンデンス・デイ』や『第9地区』のような作品。『プレデター』までいくと、別のジャンルに感じるけれどね。
一方宇宙船を使わない生命体に襲われるという作品もある。映画で代表的なのは『エイリアン』だろう。人間とはまったく姿がちがう異生物で、本能の塊のようになって人間に寄生したり、食料として攻撃してくる。ある意味ゾンビと同じで、あの手の怪物は人間の根源的な恐怖を刺激してくる。
そんな『エイリアン』を凌ぐ恐ろしい宇宙生物が登場する映画を観た。パターンは『エイリアン』と同じはずなのに、とにかく圧倒的に怖い。その理由とは?
2021年 映画#135
『ライフ』という2017年のアメリカ映画。映画の登場人物は基本的にこの写真の6人だけ。映画の内容に関わらず、ボクはキャストだけでこの映画を観たくなった。だってレベッカ・ファーガソンが出ているんだよ。ボクとしては観るしかないwww
そのうえジェイク・ジレンホール、ライアン・レイノルズ、そして真田広之さんも出演している。この6人は世界各国から派遣された国際宇宙ステーションのクルー。ジェイク・ジレンホールはアメリカ、レベッカ・ファーガソンはイギリス、そして真田広之さんは日本という感じ。
この6人は無人火星探査機ピルグリムの回収に成功する。その土の中に微生物が存在していた。地球人類が初めて遭遇する地球外生命体ということになる。喜びにわく地球では、子供たちによってその微生物はカルビンと名付けられた。
ところがこのカルビンは成長を続け、やがて恐ろしい生命体としてクルーに襲いかかる。このあたりは『エイリアン』のパターンを踏襲している。ただし『エイリアン』とちがうのは、カルビンの知性が人間並み、あるいはそれ以上に高いということ。
火星の生物なので、見た目はお約束どおりの『タコ型』の生物。ところがとてつもなく賢い。閉じ込めて酸欠で殺そうとしても、その意図を察して妨害してくる。それどころか先回りをして攻撃をしかけてきた。やがてクルーは一人減り、二人減りとなっていく。
最終的に残ったのはジェイク・ジレンホールとレベッカ・ファーガソンの二人だけ。何があってもこの生命体を地球の大気圏内に入れてはいけない。それは人類の滅亡につながってしまうから。ということで最後の戦いに向けて、二人はあることを実行する。
だけど結末はとんでもないことになる。まぁ、予想はできたけれどね。気になる人はぜひとも本編をどうぞ。出演している6人の演技が素晴らしいので、『エイリアン』と同じパターンだと思っていても楽しめる作品。ただしかなり怖いので、ビビりな人はやめておいたほうがいいかも。
でもボクと同じくレベッカ・ファーガソンのファンなら絶対に観るべし。彼女の魅力を十分に堪能できることは保証するよ〜!
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