起業精神は人生に必須
20代に税理士事務所で働いていたことで、多くの中小企業経営者と知り合った。会計業務を通じて会話をしていくなかで、うまくいっている会社とそうでない会社のちがいについていつも考えていた。
もちろん業種によって時流の浮き沈みがある。どれだけ優秀な経営者でも、バブル崩壊のときにどん底を経験した会社もあった。だけど優れた経営者は再び建て直しに成功している。一方、マイナス要素がない状況なのに、うまくいかない人もいた。
両者のちがいは起業精神の有無じゃないだろうか? 20代のときにそう思った印象は、いまになっても変わっていない。
起業の成功に必要なもの…資金・コネ・知識・経験より大事な4箇条
リンク先の記事は、アメリカで成功した経営者が書いたもの。タイトルに惹かれて読んだ。起業するうえで、資金・コネ・知識・経験は大切だと思う。だけどそれより大事なことがあるそう。おそらくそれこそが起業精神の根幹じゃないだろうか。記事から抜き出しみよう。
・好奇心
・不安を克服する
・とことん消費者目線で
・失敗から学ぶ
この4つに資金やコネは関係ない。自分の心がけしだい。だからこそ何よりも大切なんだと思う。
この起業精神というのは、起業家だけのものじゃないと思う。ボクはサラリーマンでも起業精神が必要だと考えている。起業精神の根幹は先ほどの4つに代表されるように、経営者目線を持つこと。例え雇用される立場であっても、自分が個人経営者だという意識がないと、その仕事のプロになれないと思う。
逆にいえば、何らかの事情で個人経営者となっている人でも、起業精神がなければうまくいかない。ツバメのひなのように口を開けて元請けからの仕事を待っているだけでは、結局は雇用されているのと同じ。自営業者だという自己満足だけで、労働の対価として給料をもらっているのと変わらない。
そのうえ雇用者のように労働法の保護がないから、いきなり仕事が失くなっても諦めるしかない。ボクが会計事務所時代に知り合った経営者のなかで、うまくいっていない人は起業精神が欠如していたように思う。
副業という言葉が市民権を持ちつつある現代において、サラリーマンも起業精神が絶対に必要だと思う。終身雇用なんて当てにできないし、45歳定年を口にしている企業もある。雇用関係に安住するのではなく、自分が経営者であるという起業精神が必須な時代だと感じている。
もっと広げて考えると、起業精神は仕事だけのことじゃない。自分の生き方そのものにも、起業精神を取り入れていくべきだろう。誰かに依存して生きるのではなく、自分こそが人生の経営者だと自覚することは大切。
社会や政治に文句をいうだけでは何も変わらない。好奇心を持ち、不安を克服し、失敗から学びつつ、誰かの役に立てないかを考える。こうして自らの人生を経営することで、新しい世界が見えてくるんだと思う。
難しいように思うけれど、やってみる価値はある。自分の人生に責任を持ち、うまくいかないことを他人のせいにしないだけでも、何かが大きく変わってくるはず。知らんけどwww
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