高羽そらさんインタビュー

幽霊よりはるかに怖い存在

二日前のブログで、海外の幽霊映画はあまり怖くないと書いた。その代わり、ハリウッド映画では幽霊より怖い存在が登場する。わかりやすい例でいえば、スティーブン・キングの作品が最適だろう。

 

『シャイニング』のジャックは幽霊じゃない。悪霊に取り憑かれているけれど、自分を制御できずに妻と息子を殺そうとした。『キャリー』の主人公であるキャリーも人間。だけど超能力を持つ彼女は、怒りによって自分を見失って大勢を殺してしまう。

 

『ミザリー』で主人公のポールを監禁するアニーなんて、見た目は普通の中年女性。だけど彼女の狂気を思い出すだけで心臓がバクバクと音を立てて逃げ出したくなってしまう。もしかしたらハリウッドは、幽霊よりも狂気に取り憑かれた人間で観客を怖がらせるほうが得意なのかもね。

 

thevisit

 

2021年 映画#148

『ヴィジット』(原題: The Visit)という2015年のアメリカ映画。この写真を観るだけでも、かなりヤバそう。もちろん彼女は幽霊じゃない。この映画の監督はM・ナイト・シャマランで、ブルース・ウィルスが主演した『シックス・センス』を監督した人。

 

だからホラー映画は得意だし、『シックス・センス」同様にラスト近くでどんでん返しが用意されている。あとから考えると想像できるどんでん返しなんだけれど、映画を観ているときには意識しなかった。だからかなり驚いてしまった。

 

主人公はベッカという15歳の姉とタイラーという13歳の弟。父は女性を作って家を出ているので、母子家庭で育ってきた。母は結婚するときに両親と喧嘩をして、それ以来交流が途絶えていた。だからベッカもタイラーも母方の祖父母に会ったことがない。

 

だけど祖父母がどうしても孫たちに会いたいと連絡してきた。母は恋人がいて、できれば二人で旅行がしたい。そこで姉弟に話を持ちかけると喜んだ。祖父母に会えるのは嬉しいし、姉は記録映画に凝っていて、祖父母と過ごす1週間を映像に残すことにした。

 

ということで二人だけで列車に乗って、ペンシルベニアにある母の実家へ向かった。駅では祖父母が出迎えてくれて、とても優しく接してくれた。初めて会う祖父母に二人は感動して、素敵な1週間の休暇の始まりとなった。

 

ところが少しずつ変なことが起きる。まず夜は午後9時半に祖父母は就寝する。だから部屋に来ないようにいった。このあたりから雰囲気が怪しい。やがて祖父母に奇行が目立ち始め、ベッカとタイラーは記録映画を撮影しながらも警戒する。

 

とにかく異様な怖さが連続する。祖父母はカウンセラーをしていて、近くの病院も訪問していた。だけど無断でカウンセラーに来なくなったと、近所の人が心配して二人の孫たちに声をかけてくる。そのうち命の危機を感じるようなことが続き、二人は母親にすぐ迎えにきてくれるように連絡する。

 

それを察したのか祖父母はついに本性を見せる。ここからめちゃ怖いシーンの連続。気持ち悪いし、不潔感も半端ない。そしてついにあることに気がつく。それはスカイプの映像を見た母の恐ろしい言葉だった。

 

「その二人はあなたたちの祖父母じゃない」

 

ベッカが調べると、地下室に腐乱した祖父母の遺体があった。カウンセラーをしていた祖父母は、心を病んだ二人に殺されて家を乗っ取られていた。孫のことは二人から聞いているので、話を合わせることはできた。とにかく異常な世界に囚われている二人なので、子供たちを殺すことしか考えていない。

 

もちろん二人は無事で終わる。だけど久しぶりにマジで怖い作品だった。特に写真の祖母役の女優さんがすごい。普段の優しい雰囲気と、狂気に支配されたときの落差が激しくて、背筋がゾクゾクとして本気で寒気を覚えた。怖いものが好きな人は、きっと満足できる作品だと思うよ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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