今日も創作の女神に通知した
1日が40時間あればいいのに。あるいは2時間ほど眠るだけで、8時間睡眠の効果が出る薬が欲しい。あっ、これはヤバい薬やなぁwww
とにかく毎日があっという間に過ぎて時間が足りない。新作小説はすでに10万字を超えているのに、まだ終わりが見えない。そのうえ今月に入って大掃除を始めているので、1日置きに2時間が取られている。11月中に完成させる予定の小説は、年内完成に変更することになりそう。仕方ないよなぁ。
それでも毎日決めた量を読み、決めた時間を書いている。それだけは何があっても続けている。そんなボクの日々がまちがっていないと確信させてもらえる本を読んだ。
2021年 読書#105
『三行で撃つ <善く、生きる>ための文章塾』近藤康太郎 著という本。いわゆる文章指南の本。機会があればこうした著作を読むようにしている。そんななかでも、この本はいまのボクにとって出会うべくして手にした本だと思う。そういいきれるほど勉強になった。
著者は朝日新聞の編集委員。30年以上もこの業界で活躍されているベテラン。さらに作家としての顔も持たれている。いまは東京を出て九州で田舎暮らしをされている。九州では猟師をされているとのこと。これに関してはノーコメント。ボクの理解を超えているから。
この本のタイトルの『撃つ』は猟銃から来ている。つまり獲物を撃つことと、文章を書くことの共通点があるという意味。その主旨はわかるので、説明としては理解しやすかった。特に文章を普段から書いている人にとって、宝物のような言葉がいくつも記されている。実践的なのがすごくよかった。
その詳細は割愛する。興味のある人はこの本を手にしているだろうしね。とにかく毎日読むこと、そして書くこと。それに尽きる。これは世界的なベストセラー作家であるスティーブン・キングもいっていること。そのことに関して、この本では『創作の女神』という言葉を使っていた。
創作の女神というのは、理屈で語れないインスピレーションのこと。書くことは苦しい。でも我慢して続けていると、「なんだこれは」と自分でも驚くような瞬間が訪れる。自分では考えつかないようなアイデアが降りてくる。これは創作の女神が微笑んでくれたから、というのが著者の説明。
これはボクにも経験がある。過去に書いた作品でも、なぜこんなことを思い付いたのかわからないことが多々ある。集中してゾーン状態になっているとき、ふとそんなアイデアが降りてくることがある。だけどこの本の著者によると、創作の女神には『通知』が必要とのこと。
「わたしは毎日、この時間帯、この場所にいて、少しでもましなものを書こうとして、うなっています」というのが、創作の女神へのお知らせ。
つまり書くことを習慣化するということ。1年365日、何があって続ける。それこそが創作の女神への『通知』になるという説明。こう考えることの効果にボクは実感が持てるし、日々のモチベーションを維持する貴重なエネルギーになっている。
ということで今日も大掃除をしつつ、決めた量を読み、決めた時間を書いた。そしてこうしてブログも書いている。どうにかして創作の女神に微笑んでもらおうと思い、毎日全力でキーボードを打ち込んでいる。必ず通知が届いている信じて、明日も頑張るしかないな。
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